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　メジャーに移籍した２００１年から８年連続のオールスター選出を果たしたイチロー外野手（マリナーズ）が、オールスターの開催地ニューヨークに到着。１４日、翌１５日に迫ったヤンキー・スタジアムでの夢舞台を前に現在の心境を口にした。以下は、その主な内容。

──ニューヨークに入ってきたときからワクワク感はあるか？
ない。ここに来てからメンバーを見ても、ない。ここに来ていろんな選手を見て、それがあるかというと、ない。（今回のオールスターは）かなり地味なメンバーで、びっくりしました。過去８年で一番地味なメンバーだと思います。

──明日になってユニホームを着て動いてみないとワクワク感が沸いてくるものか？
ユニホームを着ないと、光らないというのはちょっとまずいとは思うけど、そういうことなんでしょう。

──オリックス時代を含め１５年連続で選出されたことにどんな意味があるか？
（日本にいたときも米国にいたときも）自分の力以上の評価をされる時期があり、それに追いつこうとした自分がいて、追いついて、超えていった。今は、このメンバーを地味と感じる自分がいる。そのことがうれしい。

──ヤンキー・スタジアムが一人のプレーヤーとして特別な理由は？
　まだ８年しかプレーしていないので、場所がどうというより、野球に対して目の肥えたファンに対して敵としてプレーすることが特別。歴史がそうさせているわけでない。ニューヨーク以外の場所でも同じような質のファンがいれば同じように思うかもしれないが、（実際に）それがない。

──明日の数時間、どのようにものにしていきたいか？
　本当なら、レギュラーシーズンでヤンキー・スタジアムでプレーすることが終わっているはずのことだったので、これは大きなおまけ。ユニホームを着て、先発メンバーとしてそこにいられるのは、シアトルのとき（メジャー初選出された２００１年）とは質が違うけど、特別なものになると思っています。その大きさをかみしめたい。

──改めて感じるヤンキースファンの素晴らしさとは？
　僕が打席に立ったり、いいプレーをするとブーイングが起こり、ヒットを重ねるたびにブーイングが大きくなる場所。しかし、街で僕を見つけると「イチロー、サインちょうだいよ」という感じがいい。なんか、しゃれっ気があるか、洗練されている。彼らもグラウンドとそれ以外を分けているのが気持ちがいい。

by MAJOR.JP編集部

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