文明論研究ノート

日本の知識人で北朝鮮を訪問して徹底的に騙され、美辞麗句を並べ立てた歴史的バカ者は、作家の小田実氏。小田氏は、騙されたことを知り、それなりの懺悔の行動と文章を書いたから、救われるが、騙されたことにも気付かない人達が何と多いことか。

北朝鮮政府の公式発表は何ひとつ信用できない。核技術についても同様。日本の誰がどのような根拠で北朝鮮の核技術の現状を把握しているのか。根拠のない空情報の積み重ね。もっともらしい解説をしている早大のウソツキ野郎。

北朝鮮を訪問した吉田康彦氏や田原総一朗氏らの発言内容は、明確に、北朝鮮擁護論。日本人が、なぜ、悪の代表例の世界的・歴史的軍事独裁国家の擁護に回るのか。北朝鮮政府要人が、心を許し、国家計画や政治の内幕を正直に話すはずがない。その必然性はゼロ。訪問者が擁護論を展開すれば、再訪問が可能。そうでなければ排除。擁護論者は、特別な扱いで、特別な情報を持っていると錯覚し、得意満面。北朝鮮の政治・経済・社会がまともと考えている人は世界に一人もいない。

今の北朝鮮には、まともな、産業技術は、何ひとつ存在しない。今の北朝鮮の核技術は、半世紀前の英国のそれに劣る。世界に流布している文献さえ理解できず、試行錯誤の実験を繰り返しても、適正システムを備えた原子炉さえ設計できない。広島・長崎並み原爆さえできない。無能国家。それを持ち上げる北朝鮮びいきのエセ知識人。

ウラン原爆には、実験の必要ないが、プルトニウム原爆には、イスラエルの例外があるが、実験するのが普通。北朝鮮は、1990年代初め、複数のプルトニウム原爆を保有していたとされているが、なぜ、その当時実験せず、最近、実験し、しかも、明らかに失敗の証拠を残し、核技術の未熟さを世界に示したのか。現実に保有したのは、最近であり、最初の製品を実験したと考えるとすべての説明がつく。