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イランのミサイル4発発射、実は3発 写真修整か

2008年7月12日7時50分

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写真イラン革命防衛隊のメディア部門による2枚の写真=AP。右側の写真では3発、左側では4発のミサイルが発射されている

 【ニューヨーク=真鍋弘樹】イランの革命防衛隊が弾道ミサイルを発射した際に配信された報道写真は、修整されたものだった可能性の高いことが10日、米メディアの指摘でわかった。実際は3発のミサイルが4発に増やされており、写真を大きく報じた米メディアは困惑している。

 ニューヨーク・タイムズ電子版によると、問題の写真は、AFP通信がイラン革命防衛隊メディア部門のウェブページから入手し、9日に配信したもので、発射直後のミサイルが4発写っている。一方、AP通信が10日に配信した写真はまったく同じ背景と構図なのにミサイルは3発しか発射されておらず、1発は発射台にとどまっている。

 「4発」の写真では、右から2番目のミサイルが左隣と酷似し、地面に近い部分の噴煙の形は右隣と同じ形をしている。AP通信は「疑いなく修整されている」とする防衛評論家の声を紹介した。

 ロサンゼルス・タイムズ、シカゴ・トリビューンなどは10日付の1面で、「修整」写真を掲載。「発射に失敗したミサイルを隠すために修整したのでは」などの見方が出ているが、真相は不明だ。

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