文明論研究ノート

世界の独裁国家は世襲制が多い。内部腐敗を遂げ、崩壊。今一番危険な国は、キューバと北朝鮮。いずれも、特定の人系が国家を私物化している。それは民主的国家の存在に反する。

北朝鮮には約50階級の身分制度有り。帰還した在日朝鮮人は最低階級。人間に階級を設ける身分制度は、先進国では、実施しておらず、非文明国の証。そのような国を未来のある社会主義国かのように宣伝してきた岩波書店の｢世界」編集部の犯罪性は、どのように考えても、許容範囲を超えている。｢世界」編集部は、徹底的に、繰り返し、金日成政権を賞賛し続けてきた。その愚かな現状を見よ。

日本でも世界でも、軍事評論家(軍事アナリストも同様)は、マンハッタン計画当時の資料を基に、似て非なる核兵器原理や配備の解説はできるが、核・構造・熱設計の詳細については、何も知らない。爆縮時の時間依存の核分裂数・温度変化・プルトニウムの共鳴エネルギー領域におけるドップラー効果によるマイナス反応度の印加等の変化について、詳細に記す事は、まったく、できない。何も理解できていない。この問題を明確に記せば、商業月刊誌｢軍事研究｣どころか、学会論文誌の原著論文になる。軍事評論家諸君、がんばりたまえ。

軍事技術の検討や作戦分析等、軍事評論家(軍事アナリストと表現しても中身は同じ)は、実際の戦争やこれから起こる戦争を想定し、解説。平和論者には絶対にできない権力志向の強い職業。平和論者だが、興味として、職業として、と言うのは詭弁。おおかた、政府系軍事関係の委員会委員になることや首相公邸に出入りすることが最高の目標。しょせん、権力の金魚のクソ的存在。

イスラエルという国は不思議な国。正式な核保有宣言をしていないが、原爆を約200発保有。重水炉と再処理施設からなる地下基地。イスラエル空軍爆撃機は、昔、イラクの建設中の原子炉を空爆。つい最近、シリアの建設中の原子炉も空爆。明らかに国際法違反。ふたつの事例とも、戦争になっても当然。いまさらに、危険切迫。それは、イスラエルによるイランのウラン濃縮施設の空爆。イスラエルは、いくら、米国の後援があるからといい、何でもできるというわけでなく、反撃だけでなく、全面戦争の危険性も想定しておかねばならぬ。イスラエルの空爆は、原爆保有国の横暴行為、中東の秩序破壊であり、止めるべき。