ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> マイタウン> 北海道> 記事 サミット閉幕 新千歳空港 帰国ラッシュ2008年07月10日 「史上最大規模のサミット」とされた北海道洞爺湖サミットは9日、気候変動問題を話し合う主要排出国会議(MEM)などが開かれ、すべての日程を終えた。これを受けて、参加した首脳たちは午後から深夜にかけて相次いで北海道を離れた。 MEMには主要8カ国(G8)や中国、インドなど計16カ国の首脳らが出席した。終了後、サミット議長の福田首相は、後志支庁留寿都村の国際メディアセンターで記者会見。さらにサミット会場のザ・ウィンザーホテル洞爺に引き返し、中国の胡錦濤(フーチンタオ)国家主席やインドのシン首相らとの首脳会談を重ねた。政府専用機で東京に向かったのは夜遅い時間になった。 午後の新千歳空港は各国首脳の「帰国ラッシュ」。 ダイヤへの影響を抑えるため、ブッシュ米大統領は空港に隣接する航空自衛隊千歳基地の滑走路から飛び立った。だが出発時は、上空で旅客機が、地上では出発寸前のフランスの随員機が、それぞれ待たされた。道警ヘリコプターは管制塔より高い位置でホバリングを続け、さながら「浮かぶ見張り台」の役目を果たした。 一方、札幌市内は、宿泊していた首脳らがウィンザーホテルに向かった早朝の時間帯を除き、交通状況に混雑は見られなかった。 これに関連して、道警は7、8両日に実施した主要交差点での車の通行量の調査結果を発表。昨年の同時期に比べ、札幌市内(約40カ所)は7日が92%、8日が88%、千歳市内(4カ所)は両日とも76%で、道警は「期待に近い結果。道民の協力で出せた数字ではないか」とみている。 マイタウン北海道
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