GttMerge, gttConv

解説

GARMIN Colorado (コロラド) 台湾版の日本語化をサポートするために使う2つのツールです。

GttMerge
GarminTranslationTextファイル(*.gtt)に対し、追加・変更ファイルを与え、更新するプログラム。


追加・変更ファイルは「GARMIN Colorado 400t (TWN)の日本語メニューをより完全にする補完ファイルの配布」や「風を聴け」などで入手することができます。また、テキストエディタ等で自作する事も可能です。

GttConv
GarminTranslationTextファイル(*.gtt)とCSVファイルを相互変換するプログラム。

gttからcsvに変換したファイルは、GttMergeの差分ファイルとして扱う事が出来ます。

注意

使用する前にお読みください。

プログラムのダウンロード

このプログラムはmicrosoft .Net FrameWork 2.0を必要とします。
入手先 : Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)

次のファイルをダウンロードし、展開してください。
GttMerge.exeとgttConv.exeが入っています。
最新 : Download GttMerge080625.zip (2008/6/25)

前回 : Download GttMerge080623.zip (2008/6/23)
前々回 : Download GttMerge080622.zip (2008/6/22)

GttMergeの使用方法

  1. GttMerge.exeをダブルクリックして起動します。

  2. [GTT]ボタンで、GarminTranslationTextファイル(*.gtt)を指定します。
  3. [差分]ボタンで、差分ファイル(CSVもしくはタブ区切りテキスト)を指定します。
    差分ファイルは、変更、追加したいレコードを以下のように記述し、UTF-8エンコーディングで保存したものです。
    <tag>,<txt>
    詳しくは後述の「差分ファイル(CSVもしくはタブ区切りテキスト)の仕様について」を参照してください。

    GARMIN Colorado 400t (TWN)の日本語メニューをより完全にする補完ファイルの配布」にて、差分ファイルを入手することができます。
  4. [Run]ボタンで処理が始まります。
  5. 処理が終わると新しいGarminTranslationTextファイル(*.gtt)の保存先を問われるので、指定して[OK]をクリックします。
    特に問題が無ければ"OK"のメッセージボックスが表示されます。
    何か問題がある場合は"Error"とアラートボックスが表示されます。
  6. 最後にログファイルを表示します。
    ログファイルには、tagの重複情報や追加・更新状況が記録されます。
    エラーがある場合は、このログに何かしらのメッセージが載ります。
    ログファイルの最後に、生成したgttファイルのパース(検証)結果が記載されます。
    パース(検証)結果に問題が無い場合は、
    Parse:
    OK
    と記載されます。
    問題がある場合は、問題のある行と位置が記載されます。

GttMergeの仕様

  • tagが重複している場合は、後に出現したデータを採用します。
  • 生成するgttファイルはUTF-8エンコーディングでBOM(Byte Order Mark)が付きます。
  • ログファイルは、GttMerge.logというファイル名で、GttMerge.exeと同じ場所に自動的に生成されます。
    処理が終わった後に、削除しても構いません。
  • 差分テキストファイル中の以下の文字は、文字エンティティに置換され、gttファイルに反映されます。
    文字文字エンティティ
    &&amp;
    <&lt;
    >&gt;
    '&apos;
    "&quot;

差分ファイル(CSVもしくはタブ区切りテキスト)の仕様について
  • 1行にtagとtxtに相当する値をカンマ(,)かタブで区切って記述してください。
  • 次の単語はhdr予約語です。tagフィールドに置くと、gttのhdrの子要素として解釈されます。
    "lang", "desc", "type", "sort", "cpage", "pnum", "ver", "upperkbrd", "lowerkbrd"
    これらhdr予約語はファイルのどの行にあっても認識されますが、先頭にまとめて置いておくのが良いと思います。
    また、大文字小文字を認識するので、大文字で記述すると正しく処理されず、<str>要素にセットされてしまうので注意してください。

    なお、これらのhdr予約語のレコードが存在しない場合は、デフォルト値として、次の値がセットされます。
    lang日本語
    desc日本語
    typePrimary
    sort0
    cpage932
    pnum006-D1114-65
    ver0.0
    upperkbrdABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
    lowerkbrdabcdefghijklmnopqrstuvwxyz
  • 行の先頭が#で始まっている行はコメント行としてスキップします。
    例)
    #TXT_COMMENT_STR,これはコメントです。

  • 2フィールド未満の行は無視されます。
    例) tagフィールドのみの行の場合
    TXT_IGNORED_STR
  • 3フィールド以上の行は、1フィールド目をtag要素に割り当て、それ以降は文字列としてそのままtxt要素に割り当てます。
    例)
    3フィールドを持つこのような行の場合

    TXT_SAMPLE_STR,ここはフィールド2です。,ここはフィールド3です。

    gttファイルの中はこうなります...

    <tag>TXT_SAMPLE_STR</tag>
    <txt>ここはフィールド2です。,ここはフィールド3です。</txt>

GttConvの使用方法

  1. gttConv.exeにファイルをドロップします。
    ドロップするファイルの拡張子に応じて、挙動が変ります。

    • *.gttファイルをドロップした場合...
      GarminTranslationTextファイルとみなし、<tag>要素と<txt>要素で構成されるCSV(UTF-8 Encoding)ファイルを同階層に生成します。

      <tag>,<txt>

      例)
      TXT_LANG_ID_STR_M,日本語
      TXT_12_Hour_STR_M,12時間
      TXT_12_Hour_STR_X,12時間
      TXT_24_Hour_STR_M,24時間
      TXT_24_Hour_STR_X,24時間
      TXT_3_Dimensional_STR_M,3D
      TXT_3_Dimensional_STR_X,3D
      TXT__Destination_STR,目的地
      TXT__Destinations_STR,目的地

      生成されるファイル名は拡張子が.csvになります。
      例) Japan.gttをドロップした場合、Japan.csvというファイルが生成されます。
    • *.csvもしくは*.txtファイルをドロップした場合...
      <tag>要素と<txt>要素から成るCSVかタブ区切りテキストファイルとみなし、GarminTranslationText(*.gtt)ファイルを同階層に生成します。
      生成されるファイル名は拡張子が.gttになります。
      例) Japan.csvをドロップした場合、Japan.gttというファイルが生成されます。

      ドロップするファイルの仕様に関しては、前述の「差分ファイル(CSVもしくはタブ区切りテキスト)の仕様について」を参照してください。

gttConvの仕様

  • tagが重複している場合は、後に出現したデータを採用します。
  • 生成するgttファイルはUTF-8エンコーディングでBOM (Byte Order Mark)が付きます。
  • テキストファイル中の以下の文字は、文字エンティティに置換され、gttファイルに書き出されます。
    文字文字エンティティ
    &&amp;
    <&lt;
    >&gt;
    '&apos;
    "&quot;
  • gttファイル中の以下の文字エンティティは置換されてCSVファイルに書き出されます。
    文字エンティティ文字
    &amp;&
    &lt;<
    &gt;>
    &apos;'
    &quot;"
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