ガラス工場で爆発事故、１人軽傷　東京・江東

　９日午前９時３５分ごろ、東京都江東区千石のガラス製品加工会社の作業所で爆発があった。東京消防庁によると、男性作業員（６１）が左手をすりむく軽傷を負った。爆発当時はガスバーナーを使ってガラスに穴を開けるなどの作業をしていたといい、警視庁深川署と東京消防庁が爆発原因を調べている。

　調べでは、作業所は３階建てで、爆発が起きたのは１階部分とみられる。当時、１階には７人がいたという。この爆発で、ガラスが約３０メートル先の路上まで吹き飛び、作業所前の道路を走っていた車の窓ガラスが割れる被害があった。

　現場は東京メトロ東西線東陽町駅北約１キロの住宅や工場が立ち並ぶ地域。

　近くに住む、大学院生の女性（２４）は「地面が揺れるほどの爆発だった。けが人がたくさんでなくてよかった」。通勤途中に現場を目撃したという近くの紳士服販売店に勤める女性は「工場前の道路にガラスや窓枠が散乱していた」とおびえた様子で話していた。