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加盟店が泣いている(1) いや、おそまつ!『消費期限』1ヶ月切れの弁当を販売 (株)プレナス |
[企業耳より情報]
2008年07月05日 09:34 更新
杜撰な業務管理露呈
弁当の拡大写真。右上が問題となった消費期限のラベル
(株)プレナスが展開する「ほっともっと」の直営店が、消費期限を1ヶ月も経過した弁当を販売した。天神4丁目店に弁当を7月2日に発注し、本日(7月4日)11時に受け取った。弁当は36個である。驚くべきことに、その消費期限はいずれも6月4日となっていた。
2、3日ならまだしも、1ヶ月も消費期限を経過していることに震撼し、詳細を確認した。「1ヶ月前の製品を冷凍庫から出して販売することがあるのか」。店舗側は「ラベルの設定誤り」としてイージーミスを強調する。
しかし、ではどうやって1ヶ月前のものでないと立証できるのか。「納品伝票を確認するしかない」という。ラベルの表示ミスであったとしても、杜撰な業務管理もはなはだしい。牛肉、うなぎなどの表示偽装問題や食の安全が厳しく問われる中、ラベルには細心の注意が必要である。
しかも、加盟店の模範となるべき直営店で生じたミスだ。FC本部の内紛のせいで屋号変更を余儀なくされた中、賢明に消費者支持を得るために戦っている加盟店への背信行為とも言える。勢力争いに力を注ぐのも良いが、消費者の安全と加盟店の地位を守るのが最優先ではないか。加盟店は泣いている。