OCNスポーツの記事について
ブログに頂いたコメントで初めて知ったのですが、OCNスポーツにある粕谷秀樹さんの「スペインの勝因」というコラムが先日私が書いたブログの記事と重複していたようです。
OCNスポーツ ESPORTE 「粕谷秀樹が語る、スペインの勝因」
私自身もこのコラムを読んで目が点になりました。どうなっているのか全くわかりません。
私はゴーストライターなわけでもなるつもりもありませんので、当ブログの記事をコピペされたというしか説明のしようがありません。
一応、私の方から事情説明を求めるつもりですので何かわかりましたらまた報告させてもらいます。
ご心配頂いたみなさん、ありがとうございました。
1つ事実確認ができまして、私がいつもお世話になっている携帯サイトとは何ら関係がありません。携帯サイト側の担当者様もこの事態に困惑されております。
残念ながら「OCN」の頭文字でつながりはありますが、OCNスポーツのサイトとは全く関係ありませんのでその事実関係はここで強調させて頂きます。
私個人の問題なら別にいいんですが、読者の方、携帯サイトの方に迷惑がかかってしまっているのでやはり困りますね。また続報が入りましたらご連絡させて頂きます。尚、皆様にお願いですが今回の件であまり過剰な反応やコメントはお控え下さい。何かわかりましたら、早めに続報は入れますので。何卒宜しくお願いします。
OCNスポーツ ESPORTE 「粕谷秀樹が語る、スペインの勝因」
私自身もこのコラムを読んで目が点になりました。どうなっているのか全くわかりません。
私はゴーストライターなわけでもなるつもりもありませんので、当ブログの記事をコピペされたというしか説明のしようがありません。
一応、私の方から事情説明を求めるつもりですので何かわかりましたらまた報告させてもらいます。
ご心配頂いたみなさん、ありがとうございました。
1つ事実確認ができまして、私がいつもお世話になっている携帯サイトとは何ら関係がありません。携帯サイト側の担当者様もこの事態に困惑されております。
残念ながら「OCN」の頭文字でつながりはありますが、OCNスポーツのサイトとは全く関係ありませんのでその事実関係はここで強調させて頂きます。
私個人の問題なら別にいいんですが、読者の方、携帯サイトの方に迷惑がかかってしまっているのでやはり困りますね。また続報が入りましたらご連絡させて頂きます。尚、皆様にお願いですが今回の件であまり過剰な反応やコメントはお控え下さい。何かわかりましたら、早めに続報は入れますので。何卒宜しくお願いします。
- [2008/07/05 00:40]
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スペクタクル!な選手たち
スペイン中を感動、震撼、爆笑、涙させたのが優勝決定後のこの映像。今大会を放映した『クアトロ』(民放TV局)で何と生中継にこんなことが起こってました。ほんと、私も笑いすぎて泣きました…。
そして、我らがビジャ!!マラビージャ!!最高でしたよ、完全に酔っ払いですから…(爆)
シャンパンを浴びているアナウンサー、ファンマはアストゥリア出身。大会前からビジャと共にスポルティングの昇格を願うなど大会中に親交を深めたアナなんです。
普段みれないようなビジャの愛らしい姿、是非ご覧下さい。実はこういう奴なんですよ、ビジャって。インタビューとか会見では素っ気ないですけどね。でも、ビジャ、あんた、、、ケガして決勝欠場してたよね?そんなに飛び跳ねて大丈夫だったのか?
そして、スペイン代表選手たちの裸体(パンツ姿)もお楽しみ下さい。(グイサにはヒヤヒヤしましたが…)
そして、我らがビジャ!!マラビージャ!!最高でしたよ、完全に酔っ払いですから…(爆)
シャンパンを浴びているアナウンサー、ファンマはアストゥリア出身。大会前からビジャと共にスポルティングの昇格を願うなど大会中に親交を深めたアナなんです。
普段みれないようなビジャの愛らしい姿、是非ご覧下さい。実はこういう奴なんですよ、ビジャって。インタビューとか会見では素っ気ないですけどね。でも、ビジャ、あんた、、、ケガして決勝欠場してたよね?そんなに飛び跳ねて大丈夫だったのか?
そして、スペイン代表選手たちの裸体(パンツ姿)もお楽しみ下さい。(グイサにはヒヤヒヤしましたが…)
- [2008/07/04 22:40]
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グラシアス、アラゴネス爺
スペイン代表が凱旋帰国した30日、飛行機の中で選手たちは「ミステル(監督)がいないなら俺らは代表に戻らない」と大合唱したそうな。
30日、マドリードのコロン広場で行われた優勝セレモニーでマイクを握ったカシージャスは「Luis Aragones〜♪」とコールをかけ、「Luis, quedate(ルイス、残ってくれ)」の先導役にもなった。カシージャスのみならず、選手はマイクを握る度にルイスへの感謝を述べてます。
決勝での表彰式後、選手とは別の階段でひっそりロッカールームに引き上げたアラゴネス爺を呼びにいったのはプジョルだったそうな。トロフィーを受け取ったばかり、歓喜を爆発させていたチームの中で「ルイスがいないぞ」と気づけるプジョルもプジョル。そういえば、プジョルは「ルイスのために優勝したい。彼はそれに値する」と決勝前日に泣かせるコメントをしてたっけ。ほんと、プジョルの男気にも涙が出るが、プジョルをここまで本気にさせるルイスもルイスだ。
1日、『マルカ』紙の取材を受けるためにマドリードマルカ本社に姿をみせたルイスには2分近く拍手が鳴り止まなかったという。そこでルイスは「もうやめてくれ。そんなことをされたら感極まるじゃないか。批判に耐える方がまだましだ」と返したそうな。
ただ、個人的に一番泣かされたのがその『マルカ』紙でのインタビュー内容。
よくわかりましたよ、この監督がなぜこれほどまでに選手から愛されるのか。もちろん、嫌う選手もいるんですけどね、エルゲラとかみたいに(笑)。
ちなみに、スペインでは「クーマンありがとう。お前がアルベルダにあんな仕打ちをしてくれたお陰でマルコス・セナが今回のメンバーに入った」みたいな記事書いてる記者いるんですよ。ほんと、わかってないしスペイン人らしい。「ラウルを選ばなくて正解だった」とか今頃言ってる人と変わらないですからね。そうじゃないでしょう、と。アルベルダやラウルがいたからこそ、今回の代表、成功があるわけでアラゴネス爺も今回の選手たちも絶対に今まで貢献してくれメンバーに入れなかった選手たちに感謝している。その責任感が彼らをここまでの“チーム”にしたんですから。
まず、そこをしっかり評価してあげないとダメでしょう、スペイン人たちよ!(まあ、愚痴になるからこれ以上はやめときます)
また、自分が選んだ選手はとことんまで信頼し抜くんですよ、この人。だから、
とか言えちゃう。自分は携帯サイトのコラムでも書いてましたが、大会直前のスペインDFをみて「悪くない」と思っていた。余計なオフサイドトラップがなくなっていたので、「ああ、一発勝負の大会用にアレンジしているな。ドイツW杯の敗戦、反省を活かしているな」と思った。
また、普通にサッカーみれる人ならペルー戦でのマルチェナのクリアミスって連携ミスであって個人のミスではない。あれはカシージャスのコーチングが遅かったせいでもある。そこをみれない(多分、イケルだから批判できない)でマルチェナばかりに批判を向けるスペインのマスコミにも失笑してましたし、昨年のバレンシアでの精神的な強さをみていたから自分はマルチェナに期待してました。
してやったり、マルチェナ!
でも、一番マルチェナに期待していたのはアラゴネス爺であり、その期待に応えようとマルチェナも奮闘した。人が信頼、期待し合うことの大切さを教わりましたよ。
そんな偉大な名将、アラゴネス爺ですが、スペイン国内ではマスコミもファンも「ありがとう」の言葉がかけられない。今更「続投を!」なんて言う勇気も人間的な器もない。
例えば戦術や采配を批判してきたならいいですが、彼らは人間性とか監督としての資質を侮辱してきた。だから、今更「ごめんなさい」も「ありがとう」も言えないんですよね。
だって、「カシージャスを生んだ母なる通り」を作ろう!って運動が起こっているのに、アラゴネス爺の銅像を作ろうなんて声が1つもないのはおかしいでしょう!?ヒディングなんて韓国でも(恐らくロシアでも?)作られてるじゃないですか。
ということで、自分は予選の苦しい時期に戦術や采配を批判してきました。その時点では確かに悪かった、みえなかった部分も多かったですが、ここまでチームを作りあげ結果を出してくれた以上、まずは、
「ごめんなさい、アラゴネス爺」
と土下座した上で、
「ムチャス・グラシアス、アラゴネス爺」
と叫びます。「本当にありがとう」しかないですね、今は。
30日、マドリードのコロン広場で行われた優勝セレモニーでマイクを握ったカシージャスは「Luis Aragones〜♪」とコールをかけ、「Luis, quedate(ルイス、残ってくれ)」の先導役にもなった。カシージャスのみならず、選手はマイクを握る度にルイスへの感謝を述べてます。
決勝での表彰式後、選手とは別の階段でひっそりロッカールームに引き上げたアラゴネス爺を呼びにいったのはプジョルだったそうな。トロフィーを受け取ったばかり、歓喜を爆発させていたチームの中で「ルイスがいないぞ」と気づけるプジョルもプジョル。そういえば、プジョルは「ルイスのために優勝したい。彼はそれに値する」と決勝前日に泣かせるコメントをしてたっけ。ほんと、プジョルの男気にも涙が出るが、プジョルをここまで本気にさせるルイスもルイスだ。
1日、『マルカ』紙の取材を受けるためにマドリードマルカ本社に姿をみせたルイスには2分近く拍手が鳴り止まなかったという。そこでルイスは「もうやめてくれ。そんなことをされたら感極まるじゃないか。批判に耐える方がまだましだ」と返したそうな。
ただ、個人的に一番泣かされたのがその『マルカ』紙でのインタビュー内容。
−優勝後、「あの選手を連れて行ってやりたかったな」と思ったのでは?
「そう、2、3人の名前が思い浮かんだ。タムード、アルベルダ…。アルベルダは戦術的にパーフェクトな選手だ。スピードがないと思われがちだが、戦術的な点からすれば本当にパーフェクトな選手なんだ」
よくわかりましたよ、この監督がなぜこれほどまでに選手から愛されるのか。もちろん、嫌う選手もいるんですけどね、エルゲラとかみたいに(笑)。
ちなみに、スペインでは「クーマンありがとう。お前がアルベルダにあんな仕打ちをしてくれたお陰でマルコス・セナが今回のメンバーに入った」みたいな記事書いてる記者いるんですよ。ほんと、わかってないしスペイン人らしい。「ラウルを選ばなくて正解だった」とか今頃言ってる人と変わらないですからね。そうじゃないでしょう、と。アルベルダやラウルがいたからこそ、今回の代表、成功があるわけでアラゴネス爺も今回の選手たちも絶対に今まで貢献してくれメンバーに入れなかった選手たちに感謝している。その責任感が彼らをここまでの“チーム”にしたんですから。
まず、そこをしっかり評価してあげないとダメでしょう、スペイン人たちよ!(まあ、愚痴になるからこれ以上はやめときます)
また、自分が選んだ選手はとことんまで信頼し抜くんですよ、この人。だから、
−マルチェナもよかったですね?
「素晴らしかったよ。彼はいいディフェンスをするのみならず、インターセプトも上手い。彼への批判もあったが、わしとプジョルは全く理解できなかった」
とか言えちゃう。自分は携帯サイトのコラムでも書いてましたが、大会直前のスペインDFをみて「悪くない」と思っていた。余計なオフサイドトラップがなくなっていたので、「ああ、一発勝負の大会用にアレンジしているな。ドイツW杯の敗戦、反省を活かしているな」と思った。
また、普通にサッカーみれる人ならペルー戦でのマルチェナのクリアミスって連携ミスであって個人のミスではない。あれはカシージャスのコーチングが遅かったせいでもある。そこをみれない(多分、イケルだから批判できない)でマルチェナばかりに批判を向けるスペインのマスコミにも失笑してましたし、昨年のバレンシアでの精神的な強さをみていたから自分はマルチェナに期待してました。
してやったり、マルチェナ!
でも、一番マルチェナに期待していたのはアラゴネス爺であり、その期待に応えようとマルチェナも奮闘した。人が信頼、期待し合うことの大切さを教わりましたよ。
そんな偉大な名将、アラゴネス爺ですが、スペイン国内ではマスコミもファンも「ありがとう」の言葉がかけられない。今更「続投を!」なんて言う勇気も人間的な器もない。
例えば戦術や采配を批判してきたならいいですが、彼らは人間性とか監督としての資質を侮辱してきた。だから、今更「ごめんなさい」も「ありがとう」も言えないんですよね。
だって、「カシージャスを生んだ母なる通り」を作ろう!って運動が起こっているのに、アラゴネス爺の銅像を作ろうなんて声が1つもないのはおかしいでしょう!?ヒディングなんて韓国でも(恐らくロシアでも?)作られてるじゃないですか。
ということで、自分は予選の苦しい時期に戦術や采配を批判してきました。その時点では確かに悪かった、みえなかった部分も多かったですが、ここまでチームを作りあげ結果を出してくれた以上、まずは、
「ごめんなさい、アラゴネス爺」
と土下座した上で、
「ムチャス・グラシアス、アラゴネス爺」
と叫びます。「本当にありがとう」しかないですね、今は。
- [2008/07/03 04:54]
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ペジェグリーノがリバプールへ
ペジェさんことペジェグリーノがリバプールに移籍することになりました。現役引退前にも誘われて一度断ってましたが、今回もベニテス監督に直々に誘われアシスタントコーチへの就任決定です。
昨シーズンはバレンシアのカデテBでぶっちぎりの優勝を果たし、自分でも彼らの試合や彼の手腕を多少みてきたので若干残念ではありますが、またバレンシアに戻ってきてもらいましょう。いつかトップの監督になると思いますよ、この人。
実は、身売りの噂が出ているレバンテの監督就任の噂もあったんですよね。結局は違う人間が買収したのでその話しも消えましたけど。
このシーズンオフでスペインのS級ライセンスにあたるレベル3を取得しているはずなので、今後はオファーさえあればプロチームの監督になれるはず。
リバプールにとってはいい補強になるでしょうし、バレンシアにとってはこの夏を象徴するかのような実力者の移籍。いよいよユーロも終わり、今週末か来週にはビジャの代理人タマルゴもオファーを持ってバレンシア入り。厳しい現実がやってきそうですね。
昨シーズンはバレンシアのカデテBでぶっちぎりの優勝を果たし、自分でも彼らの試合や彼の手腕を多少みてきたので若干残念ではありますが、またバレンシアに戻ってきてもらいましょう。いつかトップの監督になると思いますよ、この人。
実は、身売りの噂が出ているレバンテの監督就任の噂もあったんですよね。結局は違う人間が買収したのでその話しも消えましたけど。
このシーズンオフでスペインのS級ライセンスにあたるレベル3を取得しているはずなので、今後はオファーさえあればプロチームの監督になれるはず。
リバプールにとってはいい補強になるでしょうし、バレンシアにとってはこの夏を象徴するかのような実力者の移籍。いよいよユーロも終わり、今週末か来週にはビジャの代理人タマルゴもオファーを持ってバレンシア入り。厳しい現実がやってきそうですね。
- [2008/07/01 00:45]
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おめでとう、スペイン!
この1ヶ月は裏方の仕事がたっぷりあったので全くブログには手をつけれませんでしたが、本当によかったですね。おめでとう、スペイン!
MVPは間違いなく、ルイス・アラゴネス監督でしょう。
“ヒディング・マジック”とか言ってる場合じゃないくらいのマジックでしたからね。ほんと、指導者の観点からも勉強になりました。
準決勝、決勝は比較的安心してみていられました。イタリアとの試合がキーだったんでしょうね。個人的にはフットボリスタでも書いたんですけど、GL2試合まで全チームをみて「スペインいけるぞ」と思ったんですよね。選手層、総合力、そしてチームの成熟度が飛びぬけていた。それが2試合を消化した段階ではっきり見えたし、逆に調子が出ないチームは大会中に試行錯誤していた。
それに加えて監督の采配。ほんと、采配の妙でした。決勝でも監督の差が終盤出たでしょう。勝負に関係はなかったけれど、負けているチームの監督より早く3枚目のカードを切ったことの重要性(ある意味博打)。あれをできる監督なんてそういないですから。あれが終盤のドイツの反撃の可能性を消し去りましたね。
これ、わかる人にはわかってもらえると思うんですけど、感覚的なものでもあるので少し難しいんですよね。コーチをしていた時、うちの監督が「今日の試合では相手の監督より先に動くことだけを考える。だからお前は相手のベンチの動きをずっと見ていてくれ」と言われたことがあるんですよ。それで見事に天敵のチームを仕留めた経験を思い出しました。
チームとしてみた時に勝因はやっぱり守備、そしてセナの適応力。個人的に選手からMVPを選ぶならセナとカシージャスですか。まあ、2人だけじゃなく23人全員選びたいですけど…。
負けるならあのイタリア戦だったと思うので本当にあのPKは大きかった。ありがとう、イケル。アラゴネス監督に「人間としてもキャプテンとしても10点満点」と言わしめただけありますよ。
日本で放送されていたかどうかはわかりませんが、イタリア戦のピッチ入場前、ロッカールームから出てきたイケルが「俺たちはこの時のために2年間やってきたんだ。その思いを忘れるな。そして多くの人のためにやってやるぞ」と叫んでたんですよ。そして、それを周囲の選手が何気に頷きながら聞いていたんですよね。試合前、あの緊張した場面であの状況を作りだせるんですから、「こりゃ、凄いチームになったもんだ」と感心しました。
PK戦で誰よりも落ち着いていたのがイケルでしょう。ディ・ナターレのPKをストップした後、喜びを爆発させるどころか蹴りに来るセスクに「トランキーロ(落ち着け)」を連発してましたし、あの精神力、メンタルコントロールは尋常じゃなかったですね。
おかーちゃんは緊張のあまり半分気を失っていたらしいですが、これぞ“経験”なんでしょう。若い時からレアル・マドリー、代表のゴールマウスを守ってきた経験。「若い、若い」言われてましたが、決勝のスタメンをみても11名中8名が下部カテゴリーか所属クラブで欧州or世界タイトルを獲ってるんですよ。獲ってないセスクも下部カテゴリーで2度決勝、アーセナルで1度CL決勝を経験してますし。(そういう意味でバラックより先に“シルバーホルダー”抜けできてよかった、よかった)
ちなみに、今大会スペイン国内的に最大のヒットはイケルのおばーちゃんでしょうね(笑)。どの局もイケルおばーちゃんの自宅まで行って取材してたんですが、試合では飛び跳ねて「イケーーール!!」って連呼してたあの姿…。愛嬌があって今やスペイン国民中のアイドルとなってます…。
バレンシアの選手もよくやってくれました。ビジャも得点王を獲ったし、シルバはとにかくよく躍動したし、マルチェナもほぼパーフェクト。アルビオルもいい経験をしましたね。ギリシャ戦でのFKからの失点なんかは今後の糧になるでしょう。(ハリステアスをマークしていたのはチョリ)攻撃側がオブストラクション気味に体を当ててフリーマンを作るのはセットプレーの技術の1つですから。ああいうディテールはこうした大会では勝負の鍵を握りますからアルビオルとしては覚えておかないといけないこと。
ビジャはシュート精度のみならずプレー精度が高いということを世界的に披露できたかな。枠内シュートのデータが66.7%でチームトップ。パス成功率もFWにしてはかなりいい73%。例えば、トーレスは確かにフィジカル、スピード、高さがあるんだけれど、パス成功率がチーム最下位の49%。ポストプレーのミスなんかも目に付きましたし、もう少しプレー精度を上げてもらいたいですね。
まあ、そうはいってもマスコミ(ファン)受けするのはトーレスなので今後も「スペインのエース」って呼ばれることでしょう。ということはバレンシアにいる限り、世界的な“クラック”になることが難しいということなのか!?(苦笑)。シルバ、ビジャも移籍したらもの凄い注目を浴びることになるでしょうしね。昨年、バラハが「シルバがバルサでプレーしている選手なら、とんでもないことになってると思う」と言ってましたが同感です。彼らにとってもバレンシアでのシーズンは苦しいものだったし、ようやくその頑張りへの報いがきたということかな。
おめでとう、そしてお疲れさま。
MVPは間違いなく、ルイス・アラゴネス監督でしょう。
“ヒディング・マジック”とか言ってる場合じゃないくらいのマジックでしたからね。ほんと、指導者の観点からも勉強になりました。
準決勝、決勝は比較的安心してみていられました。イタリアとの試合がキーだったんでしょうね。個人的にはフットボリスタでも書いたんですけど、GL2試合まで全チームをみて「スペインいけるぞ」と思ったんですよね。選手層、総合力、そしてチームの成熟度が飛びぬけていた。それが2試合を消化した段階ではっきり見えたし、逆に調子が出ないチームは大会中に試行錯誤していた。
それに加えて監督の采配。ほんと、采配の妙でした。決勝でも監督の差が終盤出たでしょう。勝負に関係はなかったけれど、負けているチームの監督より早く3枚目のカードを切ったことの重要性(ある意味博打)。あれをできる監督なんてそういないですから。あれが終盤のドイツの反撃の可能性を消し去りましたね。
これ、わかる人にはわかってもらえると思うんですけど、感覚的なものでもあるので少し難しいんですよね。コーチをしていた時、うちの監督が「今日の試合では相手の監督より先に動くことだけを考える。だからお前は相手のベンチの動きをずっと見ていてくれ」と言われたことがあるんですよ。それで見事に天敵のチームを仕留めた経験を思い出しました。
チームとしてみた時に勝因はやっぱり守備、そしてセナの適応力。個人的に選手からMVPを選ぶならセナとカシージャスですか。まあ、2人だけじゃなく23人全員選びたいですけど…。
負けるならあのイタリア戦だったと思うので本当にあのPKは大きかった。ありがとう、イケル。アラゴネス監督に「人間としてもキャプテンとしても10点満点」と言わしめただけありますよ。
日本で放送されていたかどうかはわかりませんが、イタリア戦のピッチ入場前、ロッカールームから出てきたイケルが「俺たちはこの時のために2年間やってきたんだ。その思いを忘れるな。そして多くの人のためにやってやるぞ」と叫んでたんですよ。そして、それを周囲の選手が何気に頷きながら聞いていたんですよね。試合前、あの緊張した場面であの状況を作りだせるんですから、「こりゃ、凄いチームになったもんだ」と感心しました。
PK戦で誰よりも落ち着いていたのがイケルでしょう。ディ・ナターレのPKをストップした後、喜びを爆発させるどころか蹴りに来るセスクに「トランキーロ(落ち着け)」を連発してましたし、あの精神力、メンタルコントロールは尋常じゃなかったですね。
おかーちゃんは緊張のあまり半分気を失っていたらしいですが、これぞ“経験”なんでしょう。若い時からレアル・マドリー、代表のゴールマウスを守ってきた経験。「若い、若い」言われてましたが、決勝のスタメンをみても11名中8名が下部カテゴリーか所属クラブで欧州or世界タイトルを獲ってるんですよ。獲ってないセスクも下部カテゴリーで2度決勝、アーセナルで1度CL決勝を経験してますし。(そういう意味でバラックより先に“シルバーホルダー”抜けできてよかった、よかった)
ちなみに、今大会スペイン国内的に最大のヒットはイケルのおばーちゃんでしょうね(笑)。どの局もイケルおばーちゃんの自宅まで行って取材してたんですが、試合では飛び跳ねて「イケーーール!!」って連呼してたあの姿…。愛嬌があって今やスペイン国民中のアイドルとなってます…。
バレンシアの選手もよくやってくれました。ビジャも得点王を獲ったし、シルバはとにかくよく躍動したし、マルチェナもほぼパーフェクト。アルビオルもいい経験をしましたね。ギリシャ戦でのFKからの失点なんかは今後の糧になるでしょう。(ハリステアスをマークしていたのはチョリ)攻撃側がオブストラクション気味に体を当ててフリーマンを作るのはセットプレーの技術の1つですから。ああいうディテールはこうした大会では勝負の鍵を握りますからアルビオルとしては覚えておかないといけないこと。
ビジャはシュート精度のみならずプレー精度が高いということを世界的に披露できたかな。枠内シュートのデータが66.7%でチームトップ。パス成功率もFWにしてはかなりいい73%。例えば、トーレスは確かにフィジカル、スピード、高さがあるんだけれど、パス成功率がチーム最下位の49%。ポストプレーのミスなんかも目に付きましたし、もう少しプレー精度を上げてもらいたいですね。
まあ、そうはいってもマスコミ(ファン)受けするのはトーレスなので今後も「スペインのエース」って呼ばれることでしょう。ということはバレンシアにいる限り、世界的な“クラック”になることが難しいということなのか!?(苦笑)。シルバ、ビジャも移籍したらもの凄い注目を浴びることになるでしょうしね。昨年、バラハが「シルバがバルサでプレーしている選手なら、とんでもないことになってると思う」と言ってましたが同感です。彼らにとってもバレンシアでのシーズンは苦しいものだったし、ようやくその頑張りへの報いがきたということかな。
おめでとう、そしてお疲れさま。
- [2008/06/30 09:58]
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