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空爆受けたシリア施設、北朝鮮関与の原子炉か・米議会で報告

 【ワシントン=丸谷浩史】米議会は24日、イスラエルが昨年9月に空爆したシリアの施設に関する秘密公聴会でブッシュ政権の説明を受けた。AP通信は北朝鮮がシリアの原子炉建設を支援した疑いを抱かせるビデオや情報を当局者が伝えたと報じた。ホワイトハウスは同日中に核協力疑惑に関する声明を発表する。北朝鮮による核拡散は米朝協議の焦点で、今回の情報公開が6カ国協議の行方に大きな影響を与えるのは避けられない。

 ペリーノ大統領報道官は24日、同日午後(日本時間25日未明)に北朝鮮とシリアの問題に関する声明をホワイトハウスが発表すると記者団に語った。

 下院情報特別委員会に出席して政府の説明を受けたレイエス委員長らは記者団に「もっと早くブッシュ政権は議会に説明すべきだった」と不満を表明するとともに「6カ国協議に関する合意を議会が承認するのは困難になるかもしれない」と、北朝鮮へのテロ支援国家指定解除に影響する可能性に言及した。 (02:00)

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