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寄贈:クラシック楽しんで 魚津の制作会社、CD25枚を富山市立図書館に /富山

 ◇「子どもたちに絵本と一緒に」--来月から貸し出し

 多くの人にクラシック音楽を楽しんでもらおうと、魚津市の音楽CD制作会社「若林工房」が26日、富山市立図書館(同市丸の内)に、同社が制作した音楽CD全25枚を寄贈した。7月1日から、同図書館で貸し出す。若林さんは、希望があれば県内の他の図書館にも寄贈する考え。地元魚津市には今月上旬、既に寄贈した。

 同社は音楽に造詣が深い若林忠嗣さんが、約6年前に友人の紹介でロシア人ピアニスト、イリーナ・メジューエワさんと知り合ったことを機に設立した。大手レコード会社でクラシック音楽のCD制作が減少する中、若林さんはイリーナさんのCDをはじめ、これまで計25枚を制作、発売し、うち14枚が専門誌「レコード芸術」で特選に選ばれている。

 この日は、同誌で特選に選ばれた「夜の風-メトネル作品集」▽新川文化ホールで録音された「展覧会の絵」--などを小川勝広館長に手渡し、関係者は同館7階の特別室で数枚を試聴した。若林さんは「子どもたちに絵本と一緒に借りて聴いてほしい」と話していた。小川館長は「大変ありがたく、素晴らしい作品で感服した」と喜んでいた。

 同館はCD1万枚以上を所蔵。貸し出し(1週間以内)のほか、図書館内で聴くこともできる。問い合わせは同館(076・432・7272)。【青山郁子】

毎日新聞 2008年6月27日 地方版

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