地方から反発を受けている道の支庁制度改革案が道議会での採決を前に大詰めを迎えています。まず、こちらをご覧ください。現在の道議会の勢力図です。自民･公明の与党が58議席、野党が47議席です。このうち、支庁の規模が縮小される地域の与党議員は6人います。仮に全員が反対に回ると反対多数で否決されます。すでに、反対を表明している与党議員もいて、波乱含みの展開となっています。
縮小の対象となっている留萌支庁選出の石塚さんです。石塚さんは、与党、自民党の議員ですが、道の改革案に反対しています。
(自民党･石塚正寛道議)｢今の状況では支庁制度改革に賛同できない｣
しかし、改革案を支持する自民党は役員会を開き、造反した議員は処分の対象になることを確認しました。
(自民党道連･丸岩公充幹事長)｢一致団結して協力してほしいと要請した｣｢議員総会で決めたことに違反したら処分の対象になる｣
道庁前では、きょうも反対派の住民らによる抗議活動がありました。道の改革案では、留萌など5つの支庁が振興局に格下げされ、職員などが削減されます。
(民主党･三津丈夫道議)｢知事はそんないいかげんな答えをしないでちゃんと説明したらどうか。それが誠意というものです｣
きょうの道議会では反対住民の異議申し立て書の扱いをめぐり野党議員から厳しい言葉が浴びせられました。
(高橋知事)｢今一度、精査をして担当部局からお答えする｣
この問題をめぐり道議会は現在、紛糾しています。
(自民党･石塚正寛道議)｢答弁は変わっていない、新しいものは出ていない｣｢私の気持ちは変わっていない｣
道議会はあさって27日に閉幕しますが支庁制度改革案を採決できるかどうか不透明なままです。
（2008年6月25日(水)「どさんこワイド１８０」）
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