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独島:「日本の中高教科書7種に“竹島は日本領”」

国民日報が報じる

 日本の文部科学省が最近、「独島(日本名竹島)は日本の領土」という内容を教科書に明記するよう各出版社に指示したことが伝えられる中、日本の高校の教科書に「竹島は日本領」という内容の記述がある事実が初めて確認された、と23日付国民日報が報じた。同紙によれば、高校だけでなく中学校の教科書でも、それまで知られていた極右陣営の扶桑社の他に、複数の有力出版社が独島問題を歪曲(わいきょく)した教科書を発行しているという。

 国民日報の報道によると、日本で現在使用されている高校の地理の教科書3種類、中学校の公民の教科書8種類、同じく中学校の地理の教科書7種類を調査した結果、高校地理教科書3種類、中学公民教科書3種類および地理教科書1種類の合わせて7種類の教科書が、独島を日本領だと記述していた。

 高校の教科書では、帝国書院から出ている高校地理A・地理Bの教科書と、東京書籍から出ている地理Bの教科書に、独島が日本の領土だという内容が明示されているという。また、教科書ではないが、二宮書店から出ている高校生用の地図帳にも、鬱陵島と独島の間に国境線を意味する境界線を引き、独島を「竹島」と表示した日本の全図が載っている。中学校の公民教科書3種類は、東京書籍・大阪書籍・扶桑社が出版したものだった。文部科学省によれば、この3種類の中学校公民教科書の採択率はそれぞれ60.9%、13.6%、0.2%で、これをすべて合わせると74.4%となる。要するに、日本の中学生の4人に3人は、こうした教科書を使っているというわけだ。

 一方、中学・高校の検定歴史教科書には独島に関連する文章はないことが確認された、と国民日報は報じている。

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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