毎日新聞の報道に関して、あるブロガーが疑問を感じ、報道された中学校に電話で聞くと、事実認識に食い違いが見られたそうです。そこで気になって、筆者も独自に中学に直接問い合わせると、ブロガーの方が正しいことがわかりました(前回記事)。そこで今度は毎日新聞社に電話で取材をしてみました。
毎日新聞社公式サイトより
まず本社に電話をし、永尾洋史さんという記者の方は横浜支局におられることを教えてもらった。それで、すぐに横浜支局に電話をしてみた。永尾さんはおられず、Yさんという方がでられて、お話してくださった。
結論から言うと「記事は毎日新聞が責任を持っており、正しい報道をしているので、記者本人に確認を取ることはしない」とのことであった。そして、最後は「あなたと話をしていても堂々巡りなので、忙しいから切ります」と言われて、切られてしまった。
しかし、私はYさんとの電話での会話から、次のことを学びました。
1.毎日新聞社は、社の責任において正しい記事を報道している。しかし、その根拠を読者から訊かれても、教えないこと。
2.事実の確認を求めても、取材源は明かせないという方向に一方的に持っていかれること。
「……『9・11テロは米国の自作自演』と発言していたことが分かった。」
と今回の記事に書かれていることに対して、どのようにして分かったかというソースは、明らかにしないとのことである(別に取材源に迷惑がかからないのなら、明らかにしてもいいと思うのであるが、そう思うのは私だけなのか)。
しかし、記事の最後の方に、「『市教委の桑山光生学校教育課長は……』と書かれているので、教育委員会の方に会っていることはおわかりでしょ」と、Yさんは言われていました。よって、取材源は教育委員会だけであったと推測できます。校長先生は、記者から取材は受けていないとおっしゃっていましたので。
3.また「ご自分で調べられたらどうですか」というようなことを言われたので、「中学校に聞いてみました」と答えると、「それがあなたにとっての事実なんですよ」と言われる。しかし、記事を書かれたご本人に質問して、事実を確かめたいという読者のリクエストは、毎日新聞社では却下されるということ。
ただ、メールで問い合わせることはできるそうであるが、どんな答えが返ってくるのかは予想できる。
4.ニュースソースを明確にしない記事には、注意しましょう!記者は充分な裏を取らずに、記事にしていることが多いのではないかということ。
まとめとして、これまで毎日新聞社に対して好意的であった私ですが、警察と同じで、権威的であり、第4の権力者であることがよく分かりました。
最後に、市教委の桑山光生学校教育課長にお尋ねしたいところですが、面識もなく、電話では失礼であり、説明もしにくいので、直接お会いして、お訊きすべきだと思います。しかし、場所が離れており、時間もお金もないので、お近くの市民記者の方がおられましたら、取材して、投稿して頂ければ、より事実が明確になっていくのではないかと思います。よろしくお願いします。
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