東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件を受け、警察はきょう、刃物を持った不審者を取り押さえる訓練を実施しました。

訓練はけさ9時半から、小倉北警察署で始まり、刃物を持った不審者を迅速に取り押さえる逮捕術と、負傷した市民の応急処置方法などについて、現場の警察官が指導を受けました。

秋葉原での無差別殺傷のような事件は、いつどこで起きるか分からないため、警察は多くの警察官に広く訓練内容を学んでもらおうと、きょうの訓練を映像に収録しています。

今後、さまざまな現場を想定して、それぞれにどう対応するかも改めて収録し、教材ビデオを製作する予定です。

北九州市警察部の柏木登美男機動警察隊長は、「ビデオを活用して、自信を持って対応できるようになってもらいたい」と話しています。