東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件など、このところ、刃物を使った凶悪事件が相次いでいます。
こうした犯罪に迅速に対応できるようにときょう、警察で訓練が行われました。
訓練の様子は収録され、ビデオ教材として活用されることになっています。
北九州市警察部と小倉北警察署が合同で実施した訓練。
「刃物を持った不審者が暴れている」という想定で行われ、警察官3人で、凶器を持った不審者を取り押さえるためにはどのような動きをとるべきなのか、逮捕術の具体的な動きについて指導が行われました。
また、負傷者の応急処置方法についての訓練も行われ、救急隊が駆けつけるまでの止血方法などが紹介されました。
実は、きょうの訓練内容はビデオカメラで撮影されています。
東京・秋葉原での無差別殺傷事件や、北九州市内の高校に包丁を持った少年が侵入するなど、刃物を使った犯行がこのところ相次いでいます。
簡単に手に入れることが出来る刃物を使った犯罪にどのように対応すればよいのか、多くの警察官に広く学んでもらおうと教材となるビデオを製作する予定にしているのです。
教材ビデオには今後、刃物を使った犯行についてさまざまな状況を想定して、それぞれにどう対応すべきかも収録される予定です。
北九州市警察部は、「県警本部と調整したうえで、市警察部だけでなくさらに広く活用することも検討している」としています。