RIEさんは大学卒業後アパレルメーカー2社に勤め、2006年の25歳の時に起業。昔から自分のブランドを持ちたいという思いがあった。タイミングよく会社法が変わった時期だったこともあり、貯金していた30万円で起業をしたそうだ。
子供の頃から自分が何歳になったら、こういう事をしていようという目標をノートに書く事が好きで、起業することもブランドを持つという目標もずっとノートに書いていたそうだ。
RIEさんがデザインする洋服のブランド名はSea。今はフレンチボヘミアンなど60年代から70年代にかけての懐かしい感じに惹かれているそうで、ヴィンテージとトレンドを融合させたオリジナルなものを提案している。現在秋冬の展示会の準備中だそう。
商品はSeaオフィシャルサイト内でも販売しており、同時に都内2店舗、全国15店舗のショップへ卸して販売している。Seaオフィシャルサイトでは、コーディネート例やコレクションなども見ることが出来る。
RIEさんがデザインをする上で一番好きななシーズンは夏だそう。デザインをしている時は楽しくて何時間作業をしていても飽きないという。冬もサーフィンはするけど、やっぱりビキニでサーフィンをするのが気持ちいいから、夏が好きだし、そんなHAPPYな気分になれる夏に合う服を考えるのが好き とRIEさん。
サーフィンをする父親の元に生まれ、生後1ヶ月で両親に海に連れられて、そして小学生で波乗りを始めてから、RIEさん自身もサーフィンをずっと続けている。 最近は海外への出張も多く、その際に時間が空けばすぐにサーフィンしに行ってしまうという。小麦色の肌も最近海外でサーフィンした際に焼けたそうだ。
今日お会いした時の洋服も、上着の中はボーダーのTシャツで夏っぽい着こなし。 RIEさんがポイントとしている洋服のコーディネートは、その日のテーマを決めることと、肌の露出のさじ加減。
例えば、ミニスカートで脚の露出度が増えたら、上半身の露出度を控えるというもの。あくまでも上品さだけは失いたくないという。今日のRIEさんの服装もスカート丈はミニだが、上半身は肌を露出しないようにしっかりとジャケットを羽織っている。そしてなんといっても気をつけるのはTPO。どんなにかわいいオシャレな洋服でも、場違いな洋服では自分も楽しめないですし、周りにも迷惑ですよねとRIEさん。TPOにも気を配るのが大人の女性のオシャレの楽しみ方だ。
ブログのトップページやホームページにCARITY WISH BRACELETSという文字があることに気がつく。小学生の時に、街で配布されていたチラシを見て、人間の都合だけで捨てられたペット達が、保健所に連れて行かれ、最後には残酷に殺されてしまうという事実を知った。あの時の衝撃が忘れられず、少しでも捨てられた犬、猫達を救いたいという思いから昨年夏から始めた。ブレスレットの売上の一部を、動物愛護団体に寄付している。
毎月自身で足を運び、犬達に会ったり、団体の方達にいろんな話を聞いているそうだ。 ペットブームの裏側にはこんな悲しい現実が潜んでいることを少しでも多くの人に知ってもらいたい。 そして、動物を飼うということは家族が一人増えるのと同じという自覚を持って迎えてもらいたいとRIEさん。今は、小さなことしか出来ないけれど、どんな小さなことでも自分が出来ること全てやっていきたいという。
RIEさんの最終的な目標は、アメリカやドイツのドッグシェルターのように大きなシェルターを日本にも作り、里親制度をしっかり作っていくことで、不幸な犬猫たちを減らし、同時に動物を家族として迎えることの重大さと責任、心構えなどを呼びかけていきたいそうだ。