ゴールは挙げられなかったが、合宿中から岡田監督の目指す攻守の切り替えを意識したサッカーを体感。佐藤寿は「代表に来て一番驚いたのは前線からのプレス(の激しさ)。チーム(広島)に帰っても高い意識を持って続けたい」と、代表定着を狙っていた。
★玉田、強引さ実らず
玉田は、中村俊と並んで最多の4本のシュートを放った。2年前の6月22日、W杯ドイツ大会のブラジル戦でゴールを挙げた。だがこの日はゴールネットを揺らせなかった。「きょうは強引にやったが、実らなかった」と視線を落とした。
3次予選のバーレーン戦から代表に復帰した点取り屋は、今予選では無得点。「最終予選では自分に運が向けばいい」と気持ちを切り替えた。