還付金1600万円横領か 熊本・荒尾市の元参事熊本県荒尾市は21日、老人医療担当の部署に在籍していた際に、高額の医療費を支払った人への還付金約198万円を横領していたとして市民福祉部人権啓発課の菊池隆臣参事(57)を20日付で懲戒免職処分にしたと発表した。還付データを不正に操作しており、横領額は1600万円を超える可能性があるという。市は近く元参事を刑事告訴する。 市によると、医療費の還付では、市が毎月、対象者の口座などのデータを作成し、銀行に振り込みを依頼する。元参事は業務用コンピューターで対象者のデータを改ざん。本来対象ではない自分の親族をリストに加えるとともに、この親族名義の口座を勝手に作り金を振り込ませていた。「借金返済のためだった」と話しているという。 前畑淳治市長は「市民の信頼を裏切りおわびしたい。法令順守の意識を徹底する」としている。
【共同通信】
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