盗撮目的で女性浴場に侵入したとして、倶知安署は11日、千葉県船橋市薬円台5、関東管区警察局千葉県情報通信部技官、森田敏裕容疑者(34)を建造物侵入の疑いで逮捕した。森田容疑者は北海道洞爺湖サミット警備のため、5月下旬に北海道入りし、通信機器の設営・補修業務を担当していた。「写真を撮りたかった」と容疑を認めており、同署は道迷惑防止条例違反(盗撮)容疑でも追及している。
調べでは、森田容疑者は10日午後10時45分ごろ、自身も宿泊していた後志管内ニセコ町のホテル「甘露の森」の女性浴場に入り口から侵入した疑い。森田容疑者は無人の更衣室からデジタルカメラで、ガラス越しに入浴中の女性を撮影。女性に気付かれたために逃げ出したが、宿泊中の道警警官に発見された。
関東管区警察局監察課の宮村広栄次席は「サミット警備に協力しに行っている立場なのに大変なことをした。今後厳正に対処したい」と話している。【和田浩幸】
2008年6月11日