2008年6月19日木曜日
2008年06月17日14時07分[県東エリア]
「友和会」所属の6議員に対する問責決議案は全会一致で可決された=16日、香取市役所
香取市議会の会派「友和会」の六議員が、行政視察中に宿泊したホテルで女性コンパニオンと野球拳をした問題で、同市議会は十六日、六議員に対する問責決議案を全会一致で可決した。友和会は今年度分の政務調査費全額を返上する方針。
決議案などによると、同会は五月十五日から二泊三日の日程で、秋田、青森両県で行政視察を実施。十六日に宿泊した青森市内のホテルで懇親会を開き、女性コンパニオンと野球拳をした。視察の交通費や宿泊費は政務調査費が充てられる。懇親会費は六議員が私費で支払った。
この日は本会議の一般質問に先立ち、木内誠議員が問責決議案を提出。木内議員は「市民の負託を受けた議員として著しく品位に欠け、市民に対する背信行為」と強調したうえで、「決議を重く受け止め深い反省を促す」と指摘した。
続く討論でも登壇した議員からは、一人あたり年間十二万円支給される政務調査費の使用目的の明確化、今回の問題に対する特別委員会の設置などを求める意見が出た。
友和会は林信行、宇野功、鈴木和彦、久保木宗一、増田一男、高木典六の六議員が所属する香取市議会の最大会派。
決議案可決を受け、同会の林会長は「香取市民の信託に背く行為だった。今後、襟を正して行動することを誓う」と謝罪。また林会長と宇野副会長が会派の役職を辞任することや、六議員に支払われた今年度分の政務調査費計七十二万円の返上を表明した。
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