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寝ていた夫を射殺 46歳妻「暴力受けていた」

2008年6月16日21時16分

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 16日午前9時40分ごろ、大阪府茨木市北春日丘3丁目の土木建築業、日島真一さん(45)方で、110番通報を受けて駆けつけた茨木署員らが、日島さんが1階6畳間の布団の上で頭から血を流して倒れているのを見つけ、その場で死亡を確認した。同署は家にいた妻の正子容疑者(46)が「自分が拳銃で撃った」と話し、近くに拳銃があったため殺人容疑で逮捕した。

 調べでは、正子容疑者は同日午前6時ごろ、就寝中の日島さんの左側頭部を拳銃で撃ち、殺害した疑い。自ら110番通報した。日島さんは元暴力団組員で、正子容疑者は調べに対し、「日ごろから夫に暴力を受けていた」と供述しているという。

 正子容疑者は先週も日島さんから暴行を受けて顔や腕にけがをし、近くの病院に入院。16日早朝に日島さんから「帰ってこい」と言われ、病院から帰宅したところ、日島さんはそばに拳銃を置いて布団で寝ていた。日ごろから日島さんに「おれを殺すかおまえが死ぬかどっちかだ」と言われていたといい、正子容疑者は「拳銃を見て、殺すなら今しかないと思った」と話しているという。

 現場は、JR京都線茨木駅の西約2キロにある住宅街。すぐ北側には茨木市立西小学校があるが、授業などに影響はなかったという。近所の男性(72)は「こんな閑静な住宅街で拳銃が使われるなんて、恐ろしい」と話した。

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