♪お父さんのひとり言 浜松

自分らしさって 何だろう？

写真をはじめてから よく人にこの写真は和音らしいとか

写真を見ただけで和音の写真だって言うのがわかったよと言われることがある

私も音楽を聴いていると この詩を書いたの〇〇じゃない？

と思い調べると あたっていることがある

でも 自分で自分らしく撮影しようなんて思っていなし考えたこともない

目の前の景色をどの角度からどのサイズで切り取ったら良いのか

ピントはどこに合わせ どれくらいぼかしたら 説明写真ではなく

物語のようなつづきを想像してもらえる写真になるのか考えているだけだ

私はスランプを知らない だってそんなに一生懸命やってないもん

写真も音楽も生活の一部であり

生活を 気持ちをゆたかにしてくれているものだけど

それで生活しているわけでもごはんを食べているわけでも家族を養っているわけでもない

自分がスランプになったらどうするだろう？

まず 街に出て詩を頭の中に浮かべ シャッターを切る

切って切ってメモリーが無くなるまで バッテリーが無くなるまでシャッターを切りまくる

初めてカメラを手にしたあの日

うれしくてただただうれしくて ファインダーを覗きピントを合わせシャッターを押していた

フィルムを買うお金がなく でも頭にイメージを浮かべ

フィルムの巻き上げレバーをまわして無心にシャッターを押していたころを思い出して

自分らしさを出すためではなく 自分の写真を撮るために


自分らしさ

自分のことなんだけど

実は自分では決めることが出来ない 他人から見た自分のこと

自分らしさなんて悩まなくても 勝手に人が決めてくれる物

肩の荷を降ろして 自然体でいる味付けのない自分が

自分らしさじゃないのかな