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「日本の生態系の根は韓国」

 「韓国の生態系の優秀さを日本に伝えます」

 今月16日から茨城県の自然博物館で開かれている『韓国の自然史』展示会を準備してきた韓尚勳(ハン・サンフン/41)野生動物連合常任議長は17日、「今回の展示会は日本の生態系の“根”が韓国であるということを知らせる契機になるでしょう」とし、このように語った。日本で韓半島の生態展示会が開かれるのは今回が初めてだ。6月16まで3カ月に渡って行われる今回の展示会には、ジャコウジカ・ヘラサギ・トキ・ウスリオオカミキリなど、韓半島の27の絶滅危機種の標本など全500点が展示されている。茨城県自然博物館は博士レベルの研究員が30人も所属する日本の三大博物館の一つだ。

 展示会の構想は97年に始まった。当時、智異(チリ)山・求礼(クレ)で行われたツキノワグマ復元のための学術大会に参加した日本の専門家らと出会い、「韓日間で自然史交流をしよう」という意見を集め、2000年から本格的に準備を行ってきた。

 展示会は生物標本の展示とともに生態系の映像資料と環境保全関連の学術案内などで構成されている。16日の開幕式では東京朝鮮大学のチョン・ジョンヨル教育学部長が『韓国経由の渡り鳥の現況』という論文を発表し、閉幕式では韓国、朝鮮民主主義人民共和国、日本の3国の自然史専門家30人が参加する学術シンポジウムも行われる。観覧客数は30万人程度を見込んでいる。

具聖宰(ク・ソンジェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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