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【石原都知事会見詳報】「世論はそっぽ向いていない」東京五輪招致 (1/3ページ)
東京都の石原慎太郎知事は6日の定例記者会見で、2016年五輪開催地の第1次選考を突破した都の世論支持率が低いことについて、「国民はそっぽを向いているわけじゃない」と反発した。会見の詳細は以下の通り。
−−北京五輪で北京に行った際、要人と会う予定はないのか
「ありません。いや、それはやっぱり、あのこちらもね、オリンピックの主催にアポを出して、これから本質的に競争が始まるわけですから。参考にするためにまず出席して。特に開会式を眺めることが主目的ですから」
−−東京五輪に対する国民の支持率の低さを実感することはあるか
「ありますね。だいたい日本人の人情っていうかね、東京の人のメンタリティってのは、非常にぜいたくになってるからね。あの、やるならやれと、見に行ってやるからってな所があってね。あのむしろ東京以外の地方の人たちの支持率が高い。これはやっぱり残念なことですよね。みんなその他人事って思って、自分はこう、シラっと眺めてる、肩越しに。やっぱりね、国民全体のお祭りなんだから。町でいろいろ夏祭りがこれから始まるけどさ、おみこし担ぎに行くときにね、やっぱりおれ知らんって、家の中でテレビ見てるってのはね、やっぱり、町内練り歩く、テレビ出てさ、拍手もして見送るのが非常にそれがさ、人情ってもんじゃないのかな」
「これはね、まあ、一部のメディアなんかが『国民がそっぽ』なんて書いて、そっぽじゃないんだこれ。そういう足の引っ張り方するなよ、ほんとに。ほんとに腹立たしいね。同じ日本人がやろうとしてることじゃないか。しかもだね、技術的にはやっぱり最高の点がついたってことはね、この東京だけじゃなしに、首都圏全体がやってる環境の行政なんかでも評価を受けたってことでしょ。東京が従来やってきてる水道の水だけど、世界中にこんなきれいな水ないんだ。だから東京水って売ってる。同じホテルでも安く売ってるんでね、東京では売れてますよ」
「で、こういうものをね、みんなそれぞれ努力して、まあ頂いてる税金を有効に使っているんだから。やっぱり相対的に眺めて、満足して評価してもらいたい。そういうものの上に東京の評価ができてるんでね。まあ、オリンピックやるなら勝手にやれってもんじゃないと思うんだなあ。そういう連中は、オリンピック開催されたら、テレビ見ないわけじゃないでしょ。だからね、メディアもね、国民がそっぽじゃないんだよ。そっぽじゃないんだよ、これは。みんな関心を持ってみてるんだよ。ただ、どうやって手を貸そうかなって事で。これから機運が高まって、必ずそれはやっぱり東京の人も日本人もみんなでやろうって事になりますよ。僕はそういう意味で日本人を信じている。メディアはあんまり信じてないけどな」