ウジ虫どもは皆殺しだった

真夜中の孤軍奮闘、初めての衝撃にちょっと涙目…

森 直央(2008-06-16 23:00)
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きれいになった三角コーナー。あの中にウジ虫の塊が…(撮影:森直央)
 熱湯をかけられたウジ虫は、しらすぼしのように不透明な白色になって蠢(うごめ)くのを止めた……。

   ◇

 12日、帰宅したのは午前2時過ぎだった。その日を振り返って、割と充実していたことにすがすがしい気持ちの帰り道だった。

 自宅のドアを開けると、部屋がくさい。きっと台所の流しにある、三角コーナーの生ゴミが腐りだしたのだろうと、この季節を鬱陶(うっとう)しく思いながら、むわっとした空気の中を流しまで歩いた。

 帰りの遅い日が続き、台所に立つ機会がなかったため、ゴミが放置されていたのだ。ちょうど12日がゴミの収集日だったので、次の収集日までどうしたもんかと思考を巡らした。「生ゴミは捨てるまで冷凍庫で保管しておくのもいい」なんて誰かに聞いた話も思い出しつつ、とりあえずスーパーのビニール袋を広げて、三角コーナーの生ゴミをネットごと放り込んで口を縛った。

 ネットの外れた三角コーナーをすすごうと、瞬間湯沸かし器のボタンを押すのと同時くらいに、見慣れないものが目に映った。三角コーナーに、ウジ虫の塊が蠢いていた。

 子どものころ、田舎のくみ取り式便所で見たことがあるから間違いないと思うが、きっとウジ虫。しかしこんな塊で見たのは初めてだ。

 一瞬後ずさりしたが、逃げてもしょうがないと思い、湯沸かし器の調節を熱湯にして三角コーナーに浴びせた。

 熱湯の湯気でメガネが曇り、視界が閉ざされたときは、ウジ虫たちが一斉に飛び掛かってくるような気がして、体中に悪寒が走った。

生ゴミは厳重に包んでカチカチに凍らせてみた(撮影:森直央)
 視界が開けてくると、ウジ虫たちは不透明な白色になって流しに散らばり、排水溝へ流れて行った。1匹残らず退治した後は、排水溝をきれいに掃除し、最後は塩素系洗剤を流しにまいて一段落。

 と思ったら、生ゴミを詰めたビニール袋がある。次の収集日は16日だったので、いたし方なく結び目から殺虫剤を吹き込んで、さらに3重に袋で包んで口を堅く縛り、厳重に冷凍庫で保管後、収集日の朝に捨てた。

 ウジ虫になんか、負けていられないわけで……。

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