やっぱり悔しい。
多くのモラハラ被害者が脱出してからそうであるように、
時々理不尽な仕打ちに怒りを覚える。
なぜならば、現在は過去の積み重ねで出来ているわけで、
きっても切れないからだ。
僕は離婚裁判で自分が持っている物は全て奪ってもいい、
それでも離婚したいと主張した。
当時僕が乗っていた車は当然名義変更したのだ。
この車は、父親が乗っていた物を譲って貰った物で、
裁判官はこれは共有財産ではないという主張を退けなかった。
しかし、相手の主張は変わらないので、
離婚することが大事だった僕は父の承諾を得て、
離婚裁判開始後半年程度で名義変更をした。
それによって離婚するという主張をいとも簡単に変更した被告。
結局、全部取り終えるまでは裁判は終わらなかった。
会社を辞めて退職金もつきたときあっけなく、
婚費が取れなくなって離婚を認めたのだ。
最近、彼女が重い買い物袋を持っているのをみていると心が痛む。
たまに細い腕がマイバックの食い込みで内出血している。
僕が買い物をすると言うのに聞かないのだ。
今まで散々やらされてきたんだから、
これからはそんなことしないでいいのよ。
彼女はそう言ってくれる。
もし、車があったら、週末にまとめ買いを出来るのに。
そんなことを思う。
でも、今の僕には小さな石の指輪を買うのが精一杯。
他に何もしてあげられない。
ブログをやっていて思う。
離婚した男性とつきあっているために苦労している女性の意見が聞きたい。
彼女は苦しいのではないか。
愛情が苦しみで変わってしまうのではないか。
ときどき悲しそうな顔をする彼女。
決して気丈なタイプではない。
むしろ弁護士になれなかったコンプレックスで悩んでいる。
僕が友達なら、間違いなくそんな男止めろっていう。
そして、もし彼女と同じ立場の女性が読んでくださっているなら伝えたい。
あなたの側にいる男性は誰よりも貴方を大事にしたい。
いろいろなしがらみで苦しめるけど失敗してから選んだ相手は心から信頼できる相手だ。
だからこそ、甘えてしまうこともある。
でも、誰よりも愛していると思う。
彼女は、僕が寝ている間に泣いていることがある。
僕は気がつかない振りをしている。
気がついたら、きっと無理をするから。
やっぱり悔しい。これは加害者に対して思う。
どうして、彼女を幸せにできないのか。
どうして、僕はハラスメントされ続けたのか。
頭で理解しても納得は出来ない。
そんなジレンマがある。