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恐怖忘れ懸命の治療 秋葉原殺傷、徳島市の西條医師居合わせる    2008/06/11 11:21
  
恐怖忘れ懸命の治療 秋葉原殺傷、徳島市の西條医師居合わせる  東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、徳島市佐古一番町の産婦人科医西條良香さん(39)が現場を通りかかり、被害者の応急処置に当たっていた。救急隊が来るまでの間、血に染まった路上で被害者を励まし、懸命に治療を続けた西條さん。十日、徳島新聞社の取材に惨劇の模様を語った。

 七日に東京で分娩(ぶんべん)の研究会があり上京。八日は知人とバイクで都内の楽器店を回っていた。

 バイクの後部座席に乗り、秋葉原の裏道から中央通りに出た瞬間、嫌な空気を感じた。路上に目をやると人が倒れている。バイクを止めて駆け寄ると、血の海に何人も横たわり、通行人が必死に「頑張れ、頑張れ」と声を掛けながら素手で傷口を押さえていた。

 出血を抑えなければと思い、「タオルを」と叫んだ。近くの店舗から間もなく届く。倒れていたのは八人。一人ずつ容体を確認しタオルで圧迫するよう通行人に指示した。全員傷が深く、意識がない人もいる。「夢であってくれ」。異様な雰囲気の中で、時間がとても長く感じた。恐怖感はなかった。

 手を貸してくれたのは“アキバ系”といわれる若者と外国人。大半は遠巻きに見ているだけで、近づいて携帯電話で写真を撮る人も大勢いた。目の前で人が死にかけているというのに、なぜそんなことができるのか信じられず、憤りを感じた。

 夜、徳島に戻りニュースで大勢が亡くなったことを知った。テレビに映る自分を見ながら、果たして最善を尽くせたか、こうしていればあの人は助かったのではないか。いろんな思いが頭を巡った。死ぬまで自問自答するだろう。
【写真説明】加藤容疑者に刺され、路上に横たわる被害者を救助する人たち。矢印が西條さん=8日午後0時38分、東京・秋葉原(提供写真)

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