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秋葉原で無差別殺傷7人死亡、25歳男を現行犯逮捕

2008年6月9日12時55分

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写真取り押さえられた容疑者とみられる男=8日午後0時37分ごろ、東京・秋葉原、通行人撮影写真通行人らが車にはねられ、刃物で切りつけられた現場=8日午後1時22分、東京都千代田区外神田、筋野健太撮影写真容疑者が運転していたトラックを調べる捜査員=8日午後2時57分、東京都千代田区外神田、筋野健太撮影図図   ※写真をクリックすると拡大します

 東京都千代田区外神田の秋葉原電気街の交差点で8日午後0時30分すぎ、男が通行人をトラックではねた後、ナイフで刺す無差別殺傷事件がおき、男性6人と女性1人が犠牲となった。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された男は警視庁に「秋葉原は数回来たことがある。人がたくさんいることを知っていた。2、3日前に決意した」と供述。携帯サイトの掲示板に犯行を予告し、実行までの経過を書き込んでいたという。

 男は静岡県裾野市富沢、派遣会社員加藤智大(ともひろ)容疑者(25)。調べに、携帯サイトへの書き込みを認めており、同庁は携帯電話を押収した。「人を殺すため秋葉原に来た。世の中が嫌になった。生活に疲れてやった。誰でもよかった」と述べているという。

 加藤容疑者は逮捕された際、犯行に使用した全長約23センチのナイフを持っていたほか、上着の内ポケットにも折り畳み式ナイフを入れていた。「ナイフは買った」と供述しているという。

 調べや目撃者の話では、加藤容疑者はトラックで神田明神通りを蛇行しながら暴走。歩行者天国の中央通りとの交差点に突っ込んで3人をはねた。車を降りた後、はねられた人を救護していた万世橋署交通課の男性警部補(53)を刺し、前後して通行人らを次々刺した。近くの秋葉原交番にいた巡査部長(41)が電器店角の路地で拳銃を取りだして「武器を捨てろ」と警告。加藤容疑者がナイフを捨てたところで取り押さえた。この間、数分だったという。

 現場はJR秋葉原駅近く。日曜日の歩行者天国のため、買い物客でにぎわっていた。

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