以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、6月4日に、高層ビルの耐震設計について、鹿島建設本社で、執行役員への聞き取り調査を実施しました(バックナンバー参照)。桜井所長は、まったくの偶然から、鹿島建設の新高層ビル解体法の"だるま落とし工法"の現場を見学することができました。桜井所長はそのような工法があることをまったく把握していなかったと言っていました。偶然の機会から現場見学ができて感激しておりました。"だるま落とし工法"は、正確には、鹿島カットアンドダウン工法(KC&D法)と言います。鹿島建設は、いま、その工法によって、赤坂見付交差点から青山通りに約200メートルの所にあるふたつの旧本社ビル(第1棟17F/B3F, 第2棟20F/B3F)の解体中です。興味のある人はぜひ見学してください。第2棟は、2008.3に19F,2008.4には18F, 2008.5には10F, 2008.6には6F, そして、2008.7には3Fとなり、9月には、まったくのさら地になる予定です。その工法は、(1)高所での重機の利用等を必要としないために、安全性が高く、(2)作業員が1階部分で作業するだけのために、室内の構造物・器機等の搬出が容易になる、(3)工期の短縮化が図かれ、なおかつ、周囲のビルへの騒音や粉塵飛散を防止できる等の優れた点があります。桜井所長は、ひとつの油圧ジャッキで、1200tもの重量を支えられるとは知らなかったと言っていました。