2008-06-07
■[その他]品行方正
今日のボツネタのコメントの中に「裁判官たるもの、公正な判決をするために、日ごろから健全かつ品行方正な生活をしておかねばならない」という意見を述べている人がいた。
裁判官と言っても人間なので，浮世離れしたような生活をする必要はないが，世間の人が裁判官に対する信頼を失うようなことはしないよう気をつけなければならない。
私は，長女なので，幼い頃から，家庭では，弟達との関係で，いつも模範になるような態度をとるようになり，小，中学校では，ほとんどの期間，級長とか学級委員を務めていた関係で，常に品行方正な態度を取り続けてきたので，いつの間にか，そうした態度が身についてしまい，高校でも，会社でも，同じような態度でやってきた。
そして，結婚してからも，同じような態度をとっていたところ，度々夫から迷惑がられ，その調整に苦労することが随分あったが，最近は，昔ほど摩擦は生じなくなった。
私が今でも夫の言うとおりにはせず，頑張っていることとして次のようなことがある。
1 夫は，小さな交差点で，全く車が来なければ，赤信号でも渡ってしまって構わないという考えであるが，私は，車が全く見えなくても，青信号に変わるまできちんと待っている。
2 家庭でも，事務所でも，夫は，電話が嫌いで，電話には一切出ようとしないが，私は，電話のベルが鳴ったらすぐに受話器を取って，応対するという態度が会社勤務時代から身についてしまっている。一番困るのは，夫宛の電話だったとき。「ご主人はご在宅でしょうか。」と言われると，「はい」と答えて，夫を呼びにいき，夫から「なぜいないと言えないのか」と叱られ，時には殴られたりしたことも数え切れないほど。最近になって，ようやく，「おりますけど，電話には出られないので，私が代わって伺わせていただきます。」と言えるようになり，電話のことで夫から叱られることが少なくなった。
■[弁護士業務]幸せそうな家族
仕事のきりの良いところで，ハンドバッグだけ持って，東銀座から地下鉄日比谷線に乗って小伝馬町で降り，６時３０分頃からインド料理店の開店披露パーティーに出席した。昼間電話した時は，仕事の予定が入っていて，行けないと言っていた甥も既に来ていて，永住許可申請の手続きをしていただいた行政書士さんと同じテーブルに座っていたので，私も甥の隣に座って，１時間半ほどの間，おいしいお料理をお腹一杯いただきながら，楽しい時間を過ごさせていただいた。素敵なサリー姿のオーナーの奥様やお嬢様達，そして可愛い坊やにお会いしたのは，今日が初めて。家族全員で大勢のお客さんとの応対や料理のお運び，食器の片付けなどを，楽しそうにしておられた。奥の調理場には，真っ白い帽子をかぶったコックさん（全員インドの方）が大勢いて，次から次へと注文される（今日は全部お店からのサービス）料理作りに励んでいた。
永住許可をいただけて本当に良かった。幸せそうなご一家の様子を見て，私たちまで幸せな気分になった。
■[弁護士業務][時の話題]健康診断
今日は，いつもの時刻に事務所に出勤した後，弁護士会館のクレオに国保組合の健康診断を受けに行った。私は昔からどこも悪くなく，いつも元気ということもあり，健康診断を受けるのは，裁判所に勤務していた当時の健診以来（今回はメタボ健診を受けなければならないということで申し込んだ。）。
健診を受けるに際して少し気になっていたのは血圧だった（最後の裁判所の健診の際，血圧が，上も下も異常に上がっていて，驚いた。）が，今回の測定結果は，上が１２０，下が６２という前の正常な状態に戻っていた（退官せず勤務を続けていたら，今はお墓の中だったかもしれません。）。
今朝は，朝食を摂らずに出てきたので，帰路コンビニに寄ってお弁当を買い，今食べているところです。
これから，来週の月曜日に提出する予定の準備書面の起案と頼まれている原稿書きをして，夜は，日本橋に開店したインド料理のレストラン(暫く前に，無料で，オーナーの永住許可申請についての助言をさせていただきました。)から開店披露パーティーの招待状をいただいたので，伺う予定です(夫は，昨日から一人で２泊３日の乳頭温泉のツアーに出かけていて，この週末は私一人で自由にやっています。)。
2008-06-06
■[弁護士業務]目黒の東京地裁執行センター
最近訴訟提起の相談を受けるようになった案件との関係で，担保不動産の収益執行事件の利害関係人の代理人としてのお世話もする必要が生じ，本日，目黒の東京地裁執行センターに出かけた。午後１時過ぎに学芸大学前駅に着き，ホームページから印刷した地図を片手に歩き始めたが，右折の場所が違っていたのか，おそらくこの辺ではないかと思える場所で住居表示を確認したら，二丁目ではなく，一丁目。それから二丁目と表示されている所まで大分歩いた後，コンビニで尋ねたら，更に直進して右に曲がってすぐと教えられ，そのとおり歩いて，右に曲がって探したがそれらしき建物は見つからず，更に進んだら「目黒」ではなく｢碑文谷」という表示になってしまっていた。しかたなく，また今来た道を引き返し，「清水谷公園」と表示された公園の入り口におられたおじさんに，「東京地裁執行センター」をご存知でしょうかと尋ねたら，近くに停まっていた自動車から地図を持って来られて，その場所を探してくださった。親切なおじさんにお礼を言って，教えていただいた場所に。ようやく執行センターに辿り着くことができた。炎天下歩き続けてきたので，まず，一階の洗面所の入り口で，給水器の冷たい水を飲んだ。とてもおいしかった。
今日は，委任状などの提出と記録の謄写をさせていただいたが，窓口の職員の方々は，皆親切で，てきばきと対応して下さり，苦労して伺った甲斐があった。
帰りは，すぐ近くのバス停から目黒行きのバスに乗って，終点まで行き，JRに乗り換えて，有楽町で下車，そして徒歩で事務所へというコースをとり，センターから５０分程で事務所に着くことができました。
2008-06-05
■[時の話題] 長年のうっぷんと言われても・・・怖いですネ
5年前の交通事故の際担当した検察事務官の対応に納得がいかず，長年のうっぷんがたまっていたとのこと。怖いですネ。他人事とは思えない事件です。恨みに思っている人に出会うかもしれない昔の勤務地の管内に出かける際は，気をつけた方がよいと思いました。
（産経新聞ニュースから）
「長年のうっぷんたまる」 検察事務官ボコリ 無職男逮捕
2008.6.5 12:56
このニュースのトピックス：不祥事
千葉地検事務官の男性（５７）を待ち伏せし顔を十数回殴ったとして、千葉県警旭署は５日、傷害などの疑いで、同県横芝光町宮川、無職、椎名光男容疑者（５４）を逮捕した。事務官は鼻の骨を折るなどの重傷。
椎名容疑者が同日午前、同署に出頭した。
椎名容疑者が５年前に起こした交通事故の担当が事務官で、同容疑者は「当時の対応に納得がいかなかった。長年のうっぷんがたまっていた」と供述しているという。
調べでは、椎名容疑者は４日午前６時半すぎ、同県旭市清和甲の道路を車でふさぎ、車で出勤途中の事務官を待ち伏せ。車内から出てきた事務官の顔を十数回殴り、車の鍵を奪った疑い。」
■[裁判例等]最高裁大法廷判決
今朝事務所に出てから，まず，裁判所のホームページを開いて，昨日の最高裁大法廷判決全文に目を通した後，印刷しました。(国籍確認請求事件と退去強制令書発付処分取消等請求事件の２件)
各裁判官の補足意見も反対意見もそれぞれ各裁判官が真剣に検討されて書かれたに違いないと感じられる内容のもので，これぞ最高裁大法廷判決といえる立派なものでした。
元上司(地裁所長，高裁長官）だった３人の裁判官は，いずれも多数意見で，そのうちお二人は，それぞれとても丁寧な補足意見を書かれていました。
近く行う予定になっている母校(高校)での出前授業で，この判決についての説明も加えることにし，今，レジュメに書き加えました。