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割引料金設定見直しに論議!?

2008/06/05
 「心の入浴料」と題し、入場料金を1000円均一にした草なぎ剛主演の『山のあなた 徳市の恋』が苦戦している。最終的な興収で、5億円突破が難しい情勢だ。料金設定の効果があまり出ていないのだが、ここにきて、こうした特別な料金設定とともに、さまざまな割引そのものにも、映画業界から少し否定的な意見が出始めた。

 ある洋画配給会社の営業責任者は、あくまで持論としたうえで言う。「1度、レディースデイにしろファーストデイ(毎月1日)にしろ、すべての割引をやめてしまったらどうか。女性たちは、水曜日のレディースデイが1000円なので映画を見に行くというより、他の日に行くと損をするからという理由で選択している感じがある。これでは、本末転倒だろう。レディースデイがあることで、火曜日と木曜日の成績が落ちてしまうことも見逃せない。半永久的に続くかのような無原則な割引から、期間限定とかいくつかのバリエーションを考えたほうがいいと思う」

 別の洋画配給会社の営業担当者が付け加える。「『母べえ』が1000円興行を行ったときは、観客を年配者に絞ったこともあり、40~50代の人たちにその料金設定は有効だったと思う。ただ、そのような作品ごとの割引設定より、各割引の種類が多いのが問題ではないか。観客からすると、多すぎてどうなっているのかよく分からないのだ。だから、突発的に作品単位の割引を行っても、他作品との差別化ができない。割引制度をしっかりと整理する必要がある」

 一方で、こういった意見もある。「性根を入れて割引を行っていくつもりなら、現行の大人1800円料金を一斉に下げることも考えたほうがいいのではないか。中途半端にやっているから、観客側もどういう理由で割引になっているのか、全く分からない。統一的な料金の設定を考えるときがきたと思う」(都内近郊のシネコン支配人)

 現行の料金体系をはじめ、各割引についてさまざまな意見が続出しているが、果たして観客サイドはどう考えているか。もちろん、安いに越したことはないのだが、問題は映画のおくり手と受け手のバランスのなかで、好ましい料金設定が可能なのかどうかということだろう。問題の根がかなり深いからこそ、今後ともあらゆる領域で論議を起こしていく必要があるように思われる。

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