定年後、アルコール依存症に陥ってしまう人が増えていることが厚生労働省の研究班の調査で明らかになった。再雇用がうまくいかず、昼間から酒を飲むようになってしまった人や、子どもたちが独立し、生き甲斐をなくして依存症となるケースが相次いでいる。さらに、アルコール依存症の人が訪問介護を断られ、生活が困難になるというケースも出ていて、どう支援していくかが課題となっている。定年後のアルコール依存症はなぜ増えているのか、実態と背景を探る。

　バターが不足し、スーパーなどで手に入りにくい状態が続いている。国は乳業メーカーに異例の増産要請を行った。不足の背景には、生乳の生産過剰で２年前、減産が行われたことや、輸入バターなどの高騰で業者が国産バターの入手に走ったことなどが挙げられている。牛乳の消費低迷や飼料の高騰で経営が苦しい酪農家にとって生乳の増産は難しい問題だ。バターや牛乳を巡って今何が起きているのか、私たちの食卓はどうなるのか考える。