(cache) NO-ＡＡｓ!!! 反対する住民ろぐ情報公開請求

ここ滋賀には、滋賀県情報公開条例というものがある。
おおよそは国民の知る権利有効範囲の明文、条例化とでもいうべき性格のものなので、個人情報保護法の一方通行是正を意図するものでもあるのだろう。
かつて私たちは県動管センターにむけ、犬屋敷への立入り結果を含む関連資料の情報公開の請求をしたことがあった。
その結果は、個人情報としてすべてを非公開対象と扱うというそっけない返答だった。
個人の利害を伴う内容ゆえ、平たく言えばキミタチには教えられない、ということのようだ。( http://no-aa.org/keii/item_111.html参照 )
個人的には当時、動管センター＝動物愛護機能不全税金ドロボー的県営ムダメシ機関のひとつくらいの認識しかなく、それは、概念のみを連らねたザル法、動物の愛護と管理に関する法律の事実上の地方執行機関だということを、AA問題を通じて知っていたからでもあって、まぁそんなもんか、の着地点という以前に、期待もないから落胆もナシ、個人的にはそんなところで、結果を聞き流したのも私的には当然なところでもあった。
そんな事を思い出してしまったのは、昨夜、地元でのAA対策勉強会の中で、高島市に対し私たちが提出したAAが計画しているという浄化槽設置申請に関わる資料公開請求が却下され、請求内容の意図、文言を訂正し再提出しようという旨の起案があったからである。
高島市にも情報公開条例というものはあって、今回の情報公開の却下理由も県動管センターの見解と同様、同種ととれるところでもあった。
帰宅後、まずは、滋賀県情報公開条例を再読してみた。
おどろくことに、かつての県の見解には、ツッコミどころというか、疑問がいくつか湧いてくる。
きょうの新聞によると、県への情報公開請求は年間六百数十件あって、そのうち99.2%の公開率だという。
私たちの公開質問がそれほどまでにマト外れだということなのだろうか？
そんなハズのない疑問も合わせ活動経過の記録( 未満ではあったとしても )として、ここに残しておこうと思った次第である。
なお、市の条例については、その内容が県条例をなぞったものだろうということで、ちゃんと眼はとおしてはいないのだが、当たらずとも遠からず、といったところだろうと思っている。
もちろん慣れず知らずな見解の是非を法令知る人がここを読んでくれてもいるなら問うてみたくなったというのも、かさねてのホンネだというのも違いないところでもある。

（公文書の公開義務）
第６条実施機関は、公開請求があったときは、公開請求に係る公文書に次の各号に掲げる情報（以下「非公
　　　　　開情報」という。）のいずれかが記録されている場合を除き、公開請求者に対し、当該公文書を公開し
　　　　　なければならない。
(１) 個人に関する情報（事業を営む個人の当該事業に関する情報を除く。）であって、特定の個人を識別する
　　　ことができるもの（他の情報と照合することにより、特定の個人を識別することができることとなるものを
　　　含む。）・・・略・・
　　　ただし、次に掲げる情報を除く。
　　　　ア　略
　　　　イ　人の生命、健康、生活または財産を保護するため、公にすることが必要であると認められる情報
　　　　ウ　略
(２) 法人その他の団体（国および地方公共団体を除く。以下「法人等」という。）に関する情報または事業を営
　　　む個人の当該事業に関する情報であって、次に掲げるもの。ただし、人の生命、健康、生活または財産
　　　を保護するため、公にすることが必要であると認められる情報を除く。
　　　　ア　公にすることにより、当該法人等または当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害す
　　　　　　るおそれがあるもの
　以下、略。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　
条例による「非公開情報」と扱われた訳は、上記引用の第６条からのようだが、除外項目として、(1)には、事業を営む個人の当該事業に関する情報を除くとある。
はやっさんの犬を介したアイゴ募金活動が、営利だろうが非営利だろうが、法人格を認められようがそうでなかろうが、貨幣経済社会の中で生計を営む個人事業には違いないところで、どうして除外項目が適用されないのかがまず理解できない。
続く(1)イと(2)には、人の生命、健康、生活または財産を保護するため、公にすることが必要であると認められる情報を除く、そう続いている。
私たちは、不用意な犬の多頭飼養がもたらす騒音悪臭に加えての感染症の蔓延や、薬剤等の場当たり使用の結果がもたらす環境汚染といった健康と生活の侵害を恐れているし、それらからの農産物の風評の害に加え、不要な化学物質の含有被害の発生に怯えているのが実態でもある。
よって、県への情報公開請求は暮らしの安全の確認でもあれば、知る権利の行使でもある。
一方で、県当局にすれば、そんな要求に応じたばかりに、権利主張を押し出すばかりのしつこいクレーマーから行政非難の後難選ぶより、おとなしい田吾作連中の訴えなぞはシカトかスルーは、しつこくないだけずっとラクチン、後日の被害予想や予見の過誤はムロンもちろん責任の対象外、とばかりのそんな予感はもとよりあったが・・・なぁんて調子で苦笑で済ますバアイではじつはなかったのだ。
改めて条文を理解しようと読み直し考えてみるまでもなく、私たちは、生命、健康、生活または財産を保護する対象に値しない者との判定を県にくだされたということになってしまうではないか。
ハズミが(2)のアである。
公にすることにより、当該法人等または当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの
募金詐欺が正当な利益であろうハズもないし、その件については現在進行中の関連する裁判の結審を待つとしても、薬事法違反者に対し、私たちが問い合わせた内容が、彼にとっての正当な利益を害するハズもないのだ。
あとで知って怒りだすのもマヌケな話だが、微細なりとも納税義務を果たしてもいる県民に対し、失礼な話ではある。
ちなみに条例前文にはこうある。
　　情報の公開により、県民のプライバシーや公共の利益が侵害されることはあってはならない。
　　このような認識に立って、この条例を制定し、21世紀を迎えるに当たり、県民と県が力を合わせ、真の地
　　方自治の構築に向かって踏み出すものである。
住民票をたしかめた訳ではないが、はやっさんは今も滋賀県民ではないそうだ。
だとすれば、
県民以外のプライバシーを尊重し、県民の利益の侵害が許されるここ滋賀は、21世紀を迎えるに当たり、県民と県が力を合わせの絵空事のタマムシ色をさておくは当然、真の地方自治の構築に向け一歩を踏み出すには絶望的な予感とともにある痴呆自治体だったのである。
そうゲロったのも同然・・・言い切れてしまうのが悔しくもあり情けなくもあり、
いや、いらぬ長文投稿になってしまった( 号泣 )

追記めくが、たしか数日前の30日は、県動管が犬屋敷立入りの日と以前耳にした覚えがある。
住民軽視のホドを確かめる意味においても、ここは再度情報公開請求を試みるべきなのかしれない。