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川田亜子さん:周囲に不調訴え通院も

 元TBSでフリーに転身したアナウンサーの川田亜子さん(29)が26日早朝、東京都港区の路上に駐車中の乗用車内で死亡しているのが見つかった。警視庁三田署によると、車内には練炭や家族あての遺書があり、自殺とみられる。川田さんは最近、自身のブログで「母に生きている意味を聞いてしまった」「少し調子が悪い私ですが、ちゃんと頑張って生きています」などと不調を明かしていた。

 三田署によると、26日午前6時15分ごろ、港区の路上で、駐車している乗用車内に女性が倒れているのを近くに勤務する男性が見つけ110番。同署員が駆けつけたところ、川田さんはすでに死亡していた。

 後部座席に練炭の燃えかすとコンロが2個置かれ、窓には目張りがしてあった。運転席の前のダッシュボードには、家族あてに感謝の気持ちをつづった遺書とみられるメモが1通あり、同署は自殺したとみている。

 乗用車は所属事務所名義で、右ハンドルの白いベンツ。川田さんはパーカにスカートの普段着姿。目撃者によると、ひざを抱えて胎児のような体勢で運転席に座り、右側の窓にもたれかかっていた。運び出された時、すでに体が硬直していたという。

 現場は自宅マンションから数百メートルで、倉庫が建ち並ぶ場所。目撃情報などから25日夜以降に現場に車を止めたとみられる。近くの飲食店店長の男性(50)は「朝早くに高級車が止まっているのは珍しく、中をのぞいた店の客が“寝ているのか死んでいるのか分からない”などと話していた」と語った。

 川田さんは、02年にTBSに入社。バラエティー番組を中心に活躍していたが、報道番組を担当したいとの思いが強く昨年4月にフリーに転身。24日にはテレビ朝日「サタデースクランブル」などに出演していた。

 今月に入ってからは自身のブログで体調や精神の不調を訴え、一時、ブログを休止。関係者によると、周囲の勧めで通院していた。

 私生活では事務所関係者の男性と交際し、結婚間近といわれていたが、昨年末に破局。2人をよく知る関係者は「破局と今回の自殺とはまったく関係ない」としている。その後、悩みを打ち明けるなどしていた信頼する外国人男性がいたが、この男性ともトラブルなどはなかった。

 所属事務所は「様子がおかしいと感じ、本人に直接確認したところ大丈夫だと言っていました。今回の件につながる理由が皆目見当もつきません」とコメント。26日午後、石川県から川田さんの両親が同署に駆けつけ、遺体と対面した。

 ◆川田 亜子(かわだ・あこ) 1979年(昭54)1月17日、石川県金沢市生まれ。白百合女子大を卒業しTBS入社。1メートル63のすらりとしたスタイルで、「あこちゃん」の愛称で人気に。入社半年で朝の情報番組のメーンキャスターに抜てきされた。高校時代に海外留学の経験があり、英検2級、仏語検定2級。フリーに転身後は、テレ朝「サタデースクランブル」、TBS「がっちりマンデー!!」に出演。(スポニチ)

2008年5月27日

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