【ワシントン=丸谷浩史】米大統領選は5日、24州が予備選・党員集会を実施する「スーパーチューズデー」の開票が東部各州から始まった。民主党はヒラリー・クリントン、オバマ両候補の2強が全米で接戦を展開。AP通信によるとオバマ氏は南部ジョージア州など9州、クリントン氏は地元ニューヨーク州など7州で勝利を確実にした。共和党は勢いのあるマケイン上院議員が大票田のニューヨーク州を含む6州を制し、リードを広げている。
5日は共和党が21州、民主党が22州で予備選・党員集会を開いた。全米50州の半数近い州が一斉に実施する史上初の超大型選挙となった。6日未明(日本時間同日午後)にも大勢が判明する見通しだ。
民主党は5日だけで、全代議員の4割にあたる約1700人の代議員が決まる。オバマ氏は南部で強みをみせ、クリントン氏の牙城である東部ではコネティカット州を制する見通しとなった。クリントン氏は東部のマサチューセッツ州や夫のビル・クリントン前大統領が知事を務めたアーカンソー州などでそれぞれ勝利を確実にした。