地球温暖化防止対策の一環として環境省が提唱し、4年目を迎えたクールビズが2日、多くの企業や官庁で始まった。気象庁によると、この日の東京の予想最高気温は平年より1.7度低い23度と5月中旬並みで、ノーネクタイ姿が目立つ出勤風景となった。

　2002年から原則、上着は不要としていたみずほ銀行は今年から、全男性行員のノーネクタイでの勤務を認めた。京都議定書の実行期間が今年度から始まったことを受け、会社全体で温暖化ガス排出量削減に取り組むため、店舗内の空調の設定温度を28度に徹底し、9月末まで実施する。今年から利用客向けにうちわも準備した。

　同行銀座中央支店の戸倉義文さん（25）は「今日はそれほど暑くはないけど、仕事にもより快適に取り組める。利用客の反応も良い」と声をはずませた。(11:40)