三井不動産は２日、神戸市旧居留地のオリエンタルホテル跡地に建設中の複合施設に米高級専門店チェーン、「バーニーズニューヨーク」の出店が決まったと発表した。バーニーズは紳士、婦人向けファッション、雑貨などで知られ西日本初の出店となる。また、ホテル部分には邸宅風結婚式で知られるプラン・ドゥ・シー（東京・渋谷）の進出も正式に決まった。

　計画では観光スポットの旧居留地中心部の約3000平方メートルに地上17階、地下３階建てビルを建設するは完成予想図。バーニーズは地下１階―２階の合計2800平方メートルに入居。米社とライセンス契約を結んだ「バーニーズジャパン」（東京・新宿）が運営する。神戸は銀座、新宿、横浜に続く国内４店目。「神戸の顧客はファッションの感度が高い。質の高い商品やサービスを提供したい」（バーニーズジャパン）としている。

　プラン・ドゥ・シーは３―17階に、部屋数が約100、結婚式を開ける宴会場を５つ備えたシティホテルを開設する。同社は海の中道海浜公園（福岡市）でリゾートホテルを運営するなどホテル事業に力を入れている。