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ムウ:手塚治虫の名作が映画化 玉木宏が殺人鬼役に挑戦

手塚治虫さんのマンガが原作の映画「MW(ムウ)」で初の悪役に挑む玉木宏さん (C)2009「MW」製作委員会
手塚治虫さんのマンガが原作の映画「MW(ムウ)」で初の悪役に挑む玉木宏さん (C)2009「MW」製作委員会

 手塚治虫さんが恐ろしい殺人鬼の生涯を描いたマンガ「MW(ムウ)」が玉木宏さん主演で映画化されることが決まった。山田孝之さん、石田ゆり子さん、石橋凌さんが共演する。

 優秀でまじめなエリート銀行員だが、実は冷酷な殺人鬼という結城美智雄(玉木さん)が「ムウ」と呼ばれるなぞの殺人兵器を手にし、世界を滅ぼそうと企む。友人であり神父の賀来(山田さん)は、結城の犯行を阻止し、救済しようと苦悩する物語。原作は76年9月から78年1月まで「ビッグコミック」(小学館)で連載され、現在、同社と講談社から発売中。映画化は手塚治虫さんの生誕80周年を記念して企画された。

 ドラマ「のだめカンタービレ」の千秋真一役などで人気の玉木さん。悪役は初挑戦で、「結城は手塚作品ならではの悪役。殺し方もとてもシャープで淡々と動じない。そんな、悪を楽しんでやりたい」とコメントしている。

 監督はテレビドラマ「野ブタ。をプロデュース」や「女王の教室」(いずれも日本テレビ系)を演出した岩本仁志さん。脚本は映画「デスノート」の大石哲也さんらで、09年公開。【渡辺圭】

2008年6月2日

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