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配管ミス、水道にため池の水 和歌山、管からドジョウも

2008年05月31日13時49分

 和歌山県湯浅町で、配管ミスが原因で数カ月にわたって民家2世帯に防火用のため池の水が水道水として給水されていた。因果関係は不明だが、住民の生後4カ月の乳児が腸炎を起こした。町は住民に対し「初歩的なミスで、誠に申し訳ない」と謝罪し、早急に健康診断を実施する。

 町によると、昨秋、町が委託した業者が新築住宅2棟の配管工事をした際、誤って約350メートル南のため池の水が流れる防火用水の管に給水管をつないでいたという。住民8人が今年3月と4月に入居。「水圧が低い」「水がにおう」と苦情が町へ届き、水質を調べると、残留塩素が検出されず、配管ミスが判明したという。水道管を清掃した際、中からドジョウが見つかった。

 町は「防火用水の管は古い配管で事前に存在に気づかず、誤った」と説明。伏木建町長が住民に謝罪に回った。

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