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ミズノ「姿勢保持型」、アシックス「山本化学採用」、デサント「スピード社型」国内3社が改良水着を提示 (1/2ページ)

2008.5.30 20:26
このニュースのトピックス水泳
モデルを使い、改良した水着を説明するアシックスの担当者=30日午後、東京都北区のナショナルトレーニングセンターモデルを使い、改良した水着を説明するアシックスの担当者=30日午後、東京都北区のナショナルトレーニングセンター

 英スピード社の水着を着用した選手による世界記録更新が多発し、契約3社に水着の改善を要請していた日本水連は30日、ミズノ、アシックス、デサントの各社から、改良品の提示を受けた。今後、代表選手がスピード社製品と合わせて試着。要望があればスピード社製品の着用を認めるかを、6月10日の常務理事会で決定する。

 4月に親水性素材を前面に出した水着を発表したミズノは、姿勢保持や体形補正にコンセプトを変更。胸部や背中を従来の2〜4倍の強度で締め付ける水着を提出した。

 「体幹保持」に重点を置いた水着を発表していたアシックスは、体幹に加え、脚部の安定性を高めたものに改良。脚部にポリウレタン加工した素材を使用したタイプと、大阪市の複合特殊素材メーカー、山本化学工業から提供されたラバー製素材を使用したタイプの2種類を開発した。

 またデサント社は、短距離用の1種類を含め、3種類を提出。要所にウレタンフィルムを張るなど、スピード社の「レーザーレーサー」(LR)に最も近い構造になっている。3種類のうち1種類では、山本化学工業の素材を使用している。

 日本水連の佐野和夫専務理事は「この短期間によくぞここまでやっていただいたと評価している」と話した。

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モデルを使い、改良した水着を説明するアシックスの担当者=30日午後、東京都北区のナショナルトレーニングセンター
日本水連に提示した水着を説明するミズノの担当者=30日午後、東京都北区のナショナルトレーニングセンター
日本水連に提示した、山本化学工業の素材を使用した水着を広げるデサントの担当者=30日午後、東京都北区のナショナルトレーニングセンター
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