ウンチクがどーたらこーたら

そういえば、先日エフェクターを試奏した際に、ホンダサウンドワークスの本多氏が新たに立ち上げたブランドFAR EAST ELECTRICのペダルも並んでいました。
以前のブランドとはまた少し違ったサウンドですがやはり本多さんのエフェクターは本多さんの音がします。

うーん、いつ聞いてもすばらしいです。

ただ変な話なのですが僕は本多氏のことを製作者としてとても尊敬しているのですが、本多さんのエフェクターは自分の作るエフェクターとはけっこう傾向が違かったりします。
正確には共通する点もあるのですが、非常にいいエフェクターだと思けどじゃあ、自分がその音のペダルを作るか、作れるかといったらそうではないんです。

どこのハンドメイドエフェクターもTS系のエフェクターというのは作っていると思うのですが、スタンダードなペダルだけに作り手の個性がはっきりと出ます。
本多さんのTS系ペダルと自分の作るTS系ペダルではなんていうかつくり手の時代、歩んできた背景が違うのだと思います。

本多さんの音を聞くとやはり60~80年代あたりまでのロックサウンドの背景を強く感じるのですが、自分のエフェクターにはそれ以降の音の傾向が強く出ているように思います。

エフェクターの音を作っていく際に自然と自分がいいと思うエフェクターが出来上がってきて、いろんなペダルを作ってもやはりその共通の傾向みたいなものはなくなりません。
自分でも作っていて不思議だなぁと思うのですが、どうしても自然に選ぶ音がそうなっていくわけで、結局自分がいいと思った音になっているということなんだと思います。



話は変わるのですが、僕が好きな日本人ギタリストの中にCHARとTAK松本がいます。
どちらもまったく系統が違うギタリストですが、どちらの音楽もすばらしく大好きです。
しかしどちらの音楽も大好きなのですが実際に自分がギターを弾く場合、自分はどちらかというと松本スタイルの演奏、サウンドは出せるのですがCHARの空気というのは出せません。(エフェクターとはまた別の話です。)
これは不思議なもので、色々なミュージシャンの個性がある中でどうしても上手く出せない雰囲気というのがあります。
自分にはWHITE SNAKEの雰囲気は出しやすいけどDEEP PURPLEは難しい、METALLICAは出せるけどMEGADETHは難しい、グランドファンクは出しやすいけどジミヘンは難しいみたいな、、、、。
イングヴェイの雰囲気は出せるけどインペリテリは難しい、ジミーペイジは難しいけどマイケルシェンカーは近いみたいな、、、。
George Bensonは近いけど、Fourplayの雰囲気は出せないみたいな、、、。
マーカスミラーの感性は近い気がするけど、ジャコは遠いみたいな。
レーナードスキナードは大好きだけど、演奏すると雰囲気が出せないみたいな、、、。

うーん、何かいているか分からなくなってきました。(話がまったくまとまらなくなってしまいました、、、(@_@;)

すばらしい音楽ばかりでみんな好きなんですけど、じゃあそれを自分でやろうと思うとまたそれは別の話だったりするんですよね、、。


以前、あるクラシックギタリストの先生と話したときのことなのですが、クラシックでヴィートをとってしまうとクラシックの雰囲気はどうしても出せないそうです。(ヴィートの解釈はとりあえずおいときます)だから自分はヴィートは捨てたようなことを言っていたのですが(ちょっと極端に言ったんだと思うのですが)、でも演奏を聴くとその人の言っている意味というのは良く分かります。
人によっていろんな音楽とらえ方があると思いますし、ヴィートの得意な黒人に日本の伝統音楽はなかなか難しいだろうし、逆に日本人に黒人系のノリを出すのも難しいみたいな、そんな感じなんだと思います。


自分の感性というのは自然と音や雰囲気にに出てしまうのでそれが音楽だったり楽器だったりするんでしょう(無理やり(笑))

ということでなんとなく書いたらまとまらなかった日記でしたm(__)m

 by nkrocksound | 2008-05-31 02:25 | Trackback

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