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【社会】

不安あおり高額健康食品 都が7業者業務停止

2008年5月22日 朝刊

 お年寄りの健康不安をあおる講習会を連日開き、高額な健康食品などを売り付けていたとして、東京都は二十一日、特定商取引法違反(販売目的隠匿、不実告知など)で、アール・エフ(品川区、店名・ショップロイヤル)など計七業者に対し、二十三日から三カ月間の業務停止を命じた。

 ほかに同じ処分を受けたのは、ヘルシーライフ(足立区、ヘルシー館)▽メビウス(杉並区、メビウスヘルスショップ)▽ホワイティ(武蔵野市、トピックストア)▽ダイユー(さいたま市大宮区、ダイユー)▽ピュア(名古屋市中村区、ピュアステーション)▽ビックジョイ(同、ジョイハウス)。

 都によると、七業者はいずれも、食品や日用品を「百円で買える」などとうたってお年寄りを店に勧誘。数カ月にわたり、健康不安をあおるうその説明を繰り返しながら健康食品や布団などを次々に売り付けていたという。

 都内の消費生活センターには二〇〇五年度から三年間で、七業者計三百八十七件の相談があり、中には総額千八百万円の契約を結んでしまった人もいた。

 都は「催眠商法」に類似した新手の商法として緊急調査した。ただ、処分業者のほかにも同じ手口が横行しているとみており注意を呼び掛けている。

 

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