竹島領土記述は「未定」 韓国に政府回答文部科学省が新学習指導要領の中学校社会科の解説書に、竹島(韓国名・独島)を「我が国固有の領土」と盛り込むことを検討している問題で、政府は韓国政府の照会に対し「記述内容は未定。方針を決めた事実はない」などと回答していることが、27日に閣議決定した鈴木宗男衆院議員への答弁書で明らかになった。 竹島の記載をめぐっては、韓国の柳明桓外交通商相が19日、「事実なら、未来へ向かおうとの努力に逆行するもの」として、重家俊範駐韓日本大使に是正を要求。権哲賢・駐日韓国大使も高村正彦外相に強い遺憾の意を伝えるなど、両国間の新たな摩擦の原因になることが懸念されている。 文科省は解説書を7月中旬までに作成するとしているが、文科省の銭谷真美事務次官は「書くか書かないかも含め検討中で、明確に言える状態ではない」と述べ、今後の判断について明言を避けている。 |
【共同通信】 |
|
ニフティクリップに登録
関連記事を取得中...