九州一の“ループ橋”
九州一の“ループ橋” 05/29 19:23

福岡市と佐賀市を結ぶ三瀬峠に、大きなループ橋が建設されています。

大きさは九州一、完成を前にひと足早く取材しました。

このループ橋は、三瀬トンネル有料道路を運営する佐賀県道路公社がトンネルの福岡市側、早良区曲渕に70億円あまりをかけて整備しているもので有料道路はおよそ1.9キロ延びて、ぐるりと巡るループ部分はその半分を占めます。

九州のループ橋としては熊本と宮崎の県境にある「人吉ループ」が有名ですが、こちらはふた巡りしているものの直径は190メートル。

大きさでは200メートルの「三瀬ループ」が上回ります。

工事はほとんど完成していて、舗装やセンターラインなどの塗装を残すのみです。

これまで、福岡市から三瀬トンネルに行くには、急カーブ続きの国道を通らなければなりませんでした。

有料道路の通行料金は、250円から300円に値上げされますが、走行時間は、15分ほど短縮されます。

九州一の大きな円を描くループ橋は今年の夏には開通します。