<データ読解>省エネ意識、関東上回る――エアコンの設定温度

 
              
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<データ読解>省エネ意識、関東上回る――エアコンの設定温度

2008/05/12配信


関西の主婦の省エネ意識は高い――。三菱電機が実施した「省エネに関する意識調査」によると、関西に住む主婦の夏場のエアコン最多設定温度は関東より3度高かった。冬場でも関東より3度低い20度となり、夏冬ともに環境省が奨励する設定温度に一致した。

 調査は2006年5月と07年10月にインターネットで実施。関東1都3県と、関西(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)の20―60歳代の主婦250人ずつに聞いた。

 夏場のエアコン設定温度は、全体では省エネ推奨温度である28度と回答した比率が約22%と最も多かった。東西別では、関西で28度が最多だったのに対し関東は25度。冬場についても傾向はほぼ同じで、関西では省エネ目標温度の20度、関東では23度が多かった。

 エアコンをつける前段階でも、関西は関東より省エネ意識が高い。我慢できる室内温度を聞いたところ、夏場は28度が東西ともに最多だったが、関西では1割以上が29度以上と回答。関東の約8%を上回った。冬場については、関西の主婦の約28%が18度以下と回答し、関東より10ポイント高かった。

 省エネを心掛ける理由を聞いたところ「地球環境のため」と答える比率は関西が20%近くに達し、10%台前半だった関東を上回る結果が出た。一方、全体の回答の6割を占めて最多だった「家計の節約ができる」の比率は数%ながら関東の方が高かった。

 関西の消費者は金銭感覚がシビアというイメージからすると、環境問題が省エネの動機づけになっているとの結果は意外だが、温暖化ガス削減には家庭の心がけが不可欠。暑い夏がやってきても、冷やし放題の生活に陥らぬようご注意を。
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