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    国内勢の損失1兆7000億円  サブプライムの影響拡大


     農林中央金庫が27日発表した2008年3月期決算は、米サブプライム住宅ローン関連損失と、サブプライム以外の金融商品の価格下落による損失が計1869億円に上った。3月末までの国内の銀行、保険、証券などのサブプライム関連損失はこれでほぼ出そろい、損失額は計約1兆7000億円に達した。

     国際金融市場の混乱が長期化し、国内勢への打撃が拡大。金融市場の混乱が収まるには時間がかかるとみられ、損失がさらに膨らむ可能性もある。銀行や証券会社は市場動向を慎重に見極めながら、金融商品の処分を進めることになりそうだ。

     08年3月末までの損失処理額は、みずほフィナンシャルグループの6450億円が最大。次に大きかった野村ホールディングスは2620億円で、農林中金の損失は野村に次ぐ規模となった。


      【共同通信】

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