心疾患予防にビタミンB6 摂取少ないとリスク2倍ビタミンB6の摂取は、心筋梗塞など虚血性心疾患を予防する可能性があるとする調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が27日、発表した。摂取量が少ない人は、多い人に比べ心筋梗塞の危険性が最大約2倍高くなるとの結果も出た。 研究班によると、日本人では白米がビタミンB6の最大の摂取源だが、茶わん1杯には1日の摂取基準量の約2%しか含まれておらず不足しがち。ほかにB6を多く含む魚やレバーも積極的に取るよう勧めている。 研究班は岩手、秋田、長野、沖縄の4県で、40-59歳の男女約4万人を約11年間追跡。ビタミンB6、B12、葉酸の摂取量と、虚血性心疾患との関連を調べた。 その結果、3種類の摂取量が多いと虚血性心疾患のリスクは低下し、特に心筋梗塞でこの傾向が大きいことが判明。さらに詳しく調べたところ、B6の関連が特に強く表れたという。 |
【共同通信】 |
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