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FLASH NEWS(速報ニュース)

救急受診は3150円を 徳島赤十字、患者4割減

 徳島赤十字病院(徳島県小松島市)は4月から、入院の必要がないのに夜間や休日に救急受診した場合、保険診療費とは別に3150円の徴収を始めた。

 安易な受診を抑える狙い。4月の受診者数は前月より4割減と効果はあったが、患者側からは「病気やけがが軽いかどうか、素人では判断できないこともある」と戸惑いも出ている。

 「“コンビニ受診”というのだろうか。いつでも診てもらえると思って来る」。逢坂公弘副院長はため息をついた。

 2007年度の救急患者は約3万8000人。10年で3倍以上に増えた。とりわけ増えたのは02年、県内で唯一、小児科医が24時間365日対応するようになってから。

 だが過去5年間、入院に至った重い患者は年間4000人前後で大きな変動はない。徳島赤十字病院は特に重いケースを扱う「3次救急」。このままでは「命にかかわる患者が来た場合に、十分対応できなくなる」との懸念が深まっていた。

 そこで導入したのが3150円。「入院」「他病院の紹介」などの条件に該当しない場合、徴収する。4月に受診した1507人のうち75%が支払った。同様の料金徴収は磐田市立総合病院(静岡県)などが既に実施。今後、拡大する気配だ。

 しかし患者側にも事情はある。高い熱で救急受診した男児(1つ)の父親(29)は3150円を支払ったが「もしものことがあったらと思う。初めての子で、こんな症状は初めて。大丈夫かどうか知識がない」と話す。

 地域医療に詳しい城西大経営学部の伊関友伸准教授は「住民が医療を大事に使おうとし、受診が必要かどうか判断できる知恵を持つことが必要で、行政は情報提供するべきだ」と訴えている。


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