ジョン･ウーの次回作は中国の恋愛映画

　ジョン･ウーが、中国の激動の時代を背景にした恋愛映画の大作“1949”を監督することが決定した。現在手がけている『レッドクリフ』が終わり次第、クランク・インする。

　製作費は4000万ドルの中国語作品。ウーとテレンス・チャンのライオン･ロックが製作し、中国以外の配給をフォルティシモ・フィルムズが手がける。

　第２次世界大戦末期と、中国内戦の最後の年に実際に起きた出来事をもとに描いている。主演はチャン･チェンと韓国のソン･ヘギョ。脚本は『ラスト、コーション』と『グリーン･デスティニー』を手がけたワン･ホリエン。

　撮影は12月から中国と台湾で行われる。公開は2009年の12月、中華人民共和国の設立60周年記念日に予定されている。

　出資はLing I-JunとChina Film Group。

　「この作品のように中国の歴史に基づき、リアルに中国人や中国の現実を描いたものは、感動すること間違いなしです」とフォルティシモの代表マイケル・Ｊ・ワーナーは語った。